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| 『原田伴彦著作集 第6巻 人物史夜話』(思文閣出版、1982年) |
原田伴彦は日本史学者で『原田伴彦著作集』全7巻を遺している。このうちの第6巻が古書店で売られていた。
『第6巻 人物史夜話』の中には「日親と蓮如ー室町教団の双峰」という項がある。私は蓮如に興味があった。
蓮如については「すぐれた政治力、巧みな組織能力と、異常なエネルギーにあふれた肉体を恵んだ」と書かれている。
「異常なエネルギーにあふれた肉体」については3回言及しており、原文のまま下記に引用させていただくことにする。
彼は二十七歳頃に、平貞房の女である如了夫人と結婚し、わずか十年の間に、たちまち七人の子女をもうけた(222頁)
時に彼は五十七歳であるが、(中略)この歳よりさかのぼる十二年の間に、彼は、第二の妻である、亡き如了夫人の妹如祐夫人に、五男五女、合わせて十人の子をもうけている。ほとんど「としご」の連続であった(225頁)
畠山政栄の女の蓮能に、七十六歳のときには九男兼照を、七十七歳で十男兼俊、八十歳で十一男兼住、八十一歳で十二男兼継、八十三歳で十四女妙宗を、そして八十四歳で、最後の子、十三男兼智を、オートメーションのように、規則正しく生ませるという人間的、絶倫ぶりを示した(231頁)
拙著では「滋賀県にある3000あまりの寺院のうち半分以上が浄土真宗と言われており、その多くは蓮如の時代に増えている」と書いた。
また「各地で忙しく布教を続けながら、蓮如は五人の女性を妻として十三男十四女をもうけている」とも書いている(注)。
(注)『「びわ湖検定」でよみがえる』 223~226頁
この生命力が本願寺の発展につながったことは間違いない。今更ながら蓮如の超人ぶりに驚くばかりである。

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