2026年6月11日木曜日

メランコリー

「メランコリー」 youtubeより

 「緑のインクで 手紙を書けば それは さよならの 合図になると」で始まる、梓みちよの「メランコリー」という曲がある。
 1976年9月のリリースで、作曲が吉田拓郎というのはかなり後になって知った。そう言われてみれば、拓郎っぽい気がする。
 私は万年筆が好きで、Wordで書いた手紙の最後に万年筆で署名する。そのインクはモンブランのロイヤルブルーのことが多い。

 実は、LAMYという万年筆も使っていて、緑のインクも持っているが、そのインクは、別れたくない人には使わないようにしている。

2026年6月10日水曜日

清沢洌

『清沢 洌』(中公新書、1987年)

 皇位継承に関する北岡伸一氏の発言に興味を持ち、その著書を調べていて、清沢洌という人物の存在を知った。
 戦前期における最も優れた自由主義言論人であるが、私は清沢洌もその著書『暗黒日記』も全く知らなかった。
 昭和20年2月15日の日記、「教育の失敗だ。理想と、教養なく、ただ『技術』だけを習得した結果だ」が紹介されている。

 今更ながら自らの不勉強を恥じるとともに、まさに「日暮れて途遠し」であるが、知識の吸収に努めたいと思う。
 なお、読売新聞に掲載された、皇位継承に関する北岡伸一氏の発言を、ご参考までに下記に転載させていただく。

2026年6月7日日曜日

自反

「自反」 滋賀県立琵琶湖文化館のホームページより

 中江藤樹の「自反」という言葉を思い出した。自反慎独(じはんしんどく)ともいい、自己反省を意味する。
 孟子が示したもので、「すべての事について自分自身に深く反(かえり)みて、独善を慎む」という考えである。
 藤樹は、「自反」の習慣が身に付けば「悪意の人に対しても、心が逆立つ気持ちは自ずと無くなる」と説く。

 不都合なことがあると、その原因を自分以外に求めてしまうことがあるが、「自反」の精神に立ち返りたい。

2026年6月6日土曜日

Kokomo

'Kokomo' youtubeより

 The Beach Boysの'Kokomo'という曲がある。私はトム・クルーズ主演の映画『カクテル』のサントラ盤で聴いた。
 ゆったりしたメロディに乗せて、カリブ海とその周辺の島や都市の名前が歌詞に心地よく並べられている。

 Aruba(アルバ), Jamaica(ジャマイカ) ooo I wanna take you
 Bermuda(バミューダ), Bahama(バハマ) come on pretty mama  Key largo(キー・ラーゴ), Montego(モンテゴ) baby why don't we go  Jamaica
「カリブ海」 Wikipediaより

 バミューダは北大西洋にある諸島で上記の地図のさらに北にあり、バミューダトライアングルで有名である。
 キー・ラーゴは、フロリダ半島南端部からキー・ウェストまで続く列島・フロリダキーズの最初の島である。
 モンテゴ(モンテゴ・ベイ)はジャマイカ島西部の北にある都市の名前で、ジャマイカ最大の観光地らしい。

 今日も暑くなりそうだ。モンテゴのビーチで小麦色の肌をした美女を眺めながら、一杯やりたい気分である。

2026年6月3日水曜日

Reyn Spooner

 先日、Brooks Brothersで店員に勧められて、Reyn Spoonerとコラボしたアロハシャツを買ってしまった
 ハワイのアパレル・ブランドで日本でも人気があるらしいが、ハワイへ行ったことがない私は知らなかった。
 確かに面白いデザインで試着した感じも良かったが、年金暮らしの私にとって高い買い物には違いなかった。

Reyn Spoonerのアロハシャツ

 衣類は半耐久財で、数年前に亘って消費される。高価な衣類は大切に扱うこともあって、長い間着ることになる。
 その間、気に入って買った衣類は着る時に満足感を抱くが、逆にそうでない場合は、着る時に後悔がつきまとう。
 まるで、前者は預貯金で利息が付くのに対して、後者は借入金で利子を払うようなものだと思ったことがある。

 今回のアロハシャツが前者に該当するのは間違いない。ジメジメした梅雨を快適に過ごすことができそうだ。

2026年6月1日月曜日

マラドーナ

マラドーナの伝説の「5人抜き」
 
 まもなくFIFAワールドカップが始まる。日本代表に注目が集まるが、私にとってワールドカップはマラドーナである。
 1986年のFIFAワールドカップ準々決勝アルゼンチン対イングランドでの伝説の「5人抜き」は、何度見ても衝撃的だ。
 センターライン付近でパスをもらったマラドーナはドリブルで5人をかわし、キーパーもかわしてそのままゴールした。

 偶然生まれたスーパープレイにより、マラドーナはサッカーの「神の子」となり、永遠に記憶に残る存在となった。
 拙著『やっぱり滋賀が好き』でも引用したミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』から、次の一節を送る。
 「偶然にはこのような魔力があるが、必然にはない。ひとつの愛が忘れがたいものになるには、(中略)最初の瞬間から、いろんな偶然が連れだってやってこなければならないのである」

2026年5月31日日曜日

男は明日はくためだけの靴を磨く

「男は明日はくためだけの靴を磨く」 youtubeより

 伊勢正三には何故作ったのだろうと思う曲がいくつかある。「男は明日はくためだけの靴を磨く」もその一つだ。
 1975年発売の『風ファーストアルバム』に収録されており、私はベスト・アルバムを聴いてからこの曲を知った。
 一人暮らしの男が一輪ざしの花が咲いて枯れるのを見て「そんなちいさな生きざまを見つけたい」とつぶやく。

 花ほどではないが人生は短い。一度しかない人生を自分の思うように生きることは、思っているよりも難しい。