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| 『ハンナ・アーレント』(中公新書、2014年) |
先日投稿した「民主主義は終わるのか」(注)の中でハンナ・アーレントに触れられていたので、もっと知りたいと思った。
(注)知命庵: 民主主義は終わるのか(クリックすると飛びます)
ブックオフ公式オンラインストアで検索すると上記の本が示された。店舗受取りで注文して最寄りの店で昨日購入した。
難しい本だろうと思っていたが、著者の文章は読み易かった。内容も興味深かったので、どんどん読み進むことができた。
副題に『「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』とあるとおり、ナチが台頭した後も亡命生活の中で全体主義と対決し続けた。
その思考は事実を重視しており、因果関係の説明といった伝統的な方法では先例のない出来事を語ることはできないとする。
その結果、元ナチ官僚アイヒマンをめぐる裁判の報告『イェルサレムのアイヒマン』は、刊行後に激しい非難にさらされた。
「理解することは、生きることの人間的なあり方である」というハンナ・アーレントの言葉が、その孤高の思索を物語る。



