2026年10月8日木曜日

ねぇ

 
「ねぇ」 youtubeより

 今年3月に投稿した「針のない時計」(注)に続く国安修二の3部作の2番目「ねぇ」。こんなに短いタイトルも珍しい。
 (注)知命庵: 針のない時計(クリックすると飛びます)

 1985年の発表で、有線放送などでヒットした。私は「針のない時計」が収録されたアルバムでこの曲を初めて聴いた。
 「針のない時計」と同様に、最終的に結ばれなかった恋愛を描いた「国安ワールド」とでもいうべき歌詞が続いている。

 「ねぇ」で始まる歌詞は6回繰り返され、最終的に「ねぇ どうして愛した人と ねぇ どうして結ばれないの」で終わる。
 3部作というからには、最後の3番目が存在している。同じモチーフの曲であり、改めて投稿することにしようと思う。

父の詫び状

『父の詫び状』(文春文庫、1981年)

 
 向田邦子のエッセイ集が古書店の軒先で売られていた。『父の詫び状』というタイトルに惹かれて思わず購入した。
 直木賞作家の向田邦子はエッセイの名人で有名である。この本にもタイトルだけで面白そうな作品が並んでいる。
 短いエッセイは、まずタイトルで読者の興味をそそり、絶妙な展開で飽きさせずに、思いがけないオチで終わる。

 私には娘に詫びたいと思っていることがある。『父の詫び状』というタイトルを見て、それを思い出してしまった。

2026年10月6日火曜日

青春の影

 
「青春の影」 youtubeより

 一昨日投稿した「償いの日々」(注)の閲覧が少ない。財津和夫と言いつつ、呉田軽穂の曲を投稿したせいだろうか。
 (注)知命庵: 償いの日々(クリックすると飛びます)

 財津和夫と言えば「青春の影」であることはわかっていた。あえて横道から入ったのだが、読者には受けなかった。
 チューリップ時代の1974年のスローバラードで、大学生の時、飲んだ後に友達とよく歌っていたような記憶がある。

 財津和夫自身も認めているとおり、歌詞はビートルズの「The Long And Widing Road」がモチーフになっている。
 上掲はチューリップ・バージョンだが、下記に財津和夫のソロ・バージョンも掲げる。どちらがお好みだろうか。

「青春の影」 (ソロ・バージョン)youtubeより

新版 山本五十六

『新版 山本五十六』(新潮社、1969年)

 山本五十六については 昨年10月1日に投稿した(注1)。言いたいことはほとんど書いたので残っていない。
 (注1)知命庵: 山本五十六(クリックすると飛びます)

 当時は新潮文庫しか持っていなかったので、今回、単行本の『新版 山本五十六』の古書を改めて購入した。
 文庫本にはない写真も入っていて、やっぱり単行本はいい。『新版』とあるの『旧版』があったからである。

 1965年の旧版は五十六の遺族から名誉棄損の告訴を受けた。このため新資料も加えて改訂し新版を出した。
 家庭や女性関係に触れられていたためであるが、新版でも「彼の家庭のことや彼の女性関係を扱わずに、山本五十六という人を一人の人間として描き出そうと思うのは、無理な相談であろう」と筆者は書いている。
 帯の裏に「天才提督の赤裸々な人間像、その栄光と悲劇を描き、激動の昭和史を刻んだ、国民必読の記録文学」と書かれており、そのとおりだと思う。

 単行本を購入したのは、文庫本をまちライブラリー(注2)に寄贈するためである。できるだけ多くの人に読んで欲しい。
 (注2)知命庵: まちライブラリー(クリックすると飛びます)

 単行本を読み返していて、次のような記述があるのに気づいた。五十六にとって千代子の存在は不可欠だったのだろう。

山本の夫婦仲について此処でこれ以上の穿鑿をするのはやめたい。ただ、新たに千代子という人を得て、五十を過ぎた彼が若者のように「血を燃やし」はじめた事だけは、事実である(74頁)

2026年10月5日月曜日

いじめやんといて

「いじめやんといて」 youtubeより

 オムニバス・アルバムの『大阪ソウルバラード2005』に収録された「いじめやんといて」を時々聴きたくなる。
 歌っているのはお笑い芸人のトミーズ雅で、元プロボクサーでガタイがいいせいか、声も渋くてなかなか上手い。
 飲み屋の女性に恋する男の話であるが、「こんな辞めろやなんて いじめやんといて」という歌詞が心に沁みる。
 
 トミーズ雅は1959年生まれで、同い年だとわかった。そんなところも、この歌に惹かれる理由なのかもしれない。

歴史を紀行する

『歴史を紀行する』(文春文庫、2010年)
 
 いつも古書ばかり買っている私が、司馬遼太郎の『歴史を紀行する』の文庫本を久しぶりに新刊で購入した。
 この本の「近江商人を創った血の秘密〔滋賀〕」という章に「石塔寺にゆけば、近江がわかる」と書いてある。
 このことは、拙著『やっぱり滋賀が好き』の第1章「湖東」の「阿育王山石塔寺」(注1)でも触れている。
 (注)『やっぱり滋賀が好き』(8~11頁)

石塔寺(『やっぱり滋賀が好き』9頁)

 詳しくはそちらをご覧いただきたいが、15年前に石塔寺を訪問した時、摩訶不思議なものを確かに感じた。
 石塔寺があるのは東近江寺の八日市の山沿いで、蒲生野といわれる琵琶湖の東側に開けた平地の端である。
 少し北へ行けば、やはり山沿いに以前に投稿した胡宮神社(注2)や多賀大社などの寺社仏閣が点在する。
 (注2)知命庵: 胡宮神社(クリックすると飛びます)

 石塔寺と胡宮神社の中間には百済寺(注3)がある。そこへ行けば、正に「歴史を紀行する」ことになる。
 (注3)知命庵: 邪馬台国の秘密を参照(クリックすると飛びます)

公開講座

公開講座の案内板

 昨日の午後、一橋大学の公開講座へ出かけた。情報の送付先に登録しており、先日、メールで案内が届いた。
 オンラインか対面の参加を選択可能で、対面での参加を事前申込したが、今回は満席になったと連絡が来た。
 一橋大学の正門からキャンパスへ入ると、上掲の写真のとおり、案内板に「満員御礼」の札が付いていた。

 今回のテーマは「金利はどこまで上がるのか?」であり、それが人気の原因であることは察しがついた。
 開始の20分前だったが、会場のホールで席が埋まり始めていた。私も途中で帰れるように端席に座った。
 席に置かれた大学のロゴ入りの袋に講師の参考図書のご案内が入っていて、裏面は質問票になっていた。

参考図書のご案内

 それを見ていたら、私のあまのじゃくの虫が疼いた。帰りたくなってしまい、席を立って会場を後にした。
 確かに金利が生活に及ぼす影響は少なくはない。会場の参加者はその先行きが真剣に知りたくて来ている。
 しかし、日銀出身の講師は金利のメカニズムを説明しても、その先行きを予測することはしないであろう。

 受付の人に急用ができたと伝えたら、見逃し配信を送ってくれるという。それが届いたら見ることにしよう。