2026年2月28日土曜日

近江の館

「近江の館」巣鴨店
 
 今朝9時過ぎに、とげぬき地蔵で有名な「巣鴨地蔵通り商店街」にある「近江の館」巣鴨店へ行って来た。
 「近江の館」のことは、滋賀訪問に付き合ってくれたり、滋賀の情報を教えてくれる先輩のSさんが教えてくれた。
 滋賀県長浜市に本店があり、日本全国7つのお店で日本各地の郷土食品を販売し、健康的な食生活を支援している。
        
 店内を一通り見て回ったが、滋賀の食品はごく一部しかなかった。何にしようか迷って、永源寺名物のこんにゃくを買った。

永源寺名物のこんにゃく



明日に架ける橋(Bridge over Troubled Water)

 サイモン&ガーファンクルで一番有名なのはおそらくこの曲に違いない。「明日に架ける橋」である。
 1970年のリリースなので、当時小学生だった私はリアルタイムでは聴いていないが、その後に何度も聴いた。
 リリースされるやいなや世界各国のヒットチャートで1位を獲得し、1971年にはグラミー賞を受賞している。
 
「明日に架ける橋」 youtubeより

 日本でもヒットチャート1位となっているが、邦題の「明日に架ける橋」が良かったのではないだろうか。
 「Troubled Water」を直訳してもこうはならない。歌詞の「I will lay me down」というのも何だか変である。
 結局、美しいメロディに魅了されてこの曲の意味が理解できていない気がする。ベトナム戦争とも関係があったのだろう。

 今月、サイモン&ガーファンクルの曲を3つ投稿した。いずれも不朽の名作だが、あなたはどれが好きですか。

2026年2月27日金曜日

Carmel(渚にて)

 
「Carmel(渚にて)」 youtubeより

 ジョー・サンプルの「Carmel(渚にて)」は大学2年の時に同級生の下宿で初めて聴いた。下宿といっても、バス・トイレ付だった。
 私の下宿先はトイレは共同で風呂は銭湯だった(当時の学生の大半はそうだった)ので、鮮明に記憶に残っている。
 それまでジャズやフュージョンなど聴いたこともなかった私には、こんな曲を知っている同級生がとても大人に思えた。

 この曲は渚に打ち寄せる波を思わせる旋律で始まる。原題の「Carmel」は米国西海岸の都市の名前だそうである。

2026年2月26日木曜日

ほんのノスタルジー

 
「ほんのノスタルジー」 youtubeより

 昨日に続き「ノスタルジー」がタイトルに入っているが、今日は来生たかおの「ほんのノスタルジー」である。
 歌詞に「すぎた恋はノスタルジー 人はみんなナルシスト 夢をつなぐエピキュリアン」という部分がある。
 私は、この歌以外に「エピキュリアン」という言葉が出てくる歌を知らない。来生たかおは本当に面白い。

 「エピキュリアン」を辞書で引くと「享楽主義者」である。古代ギリシャの哲学者、エピクロスが語源であり、エピクロスは精神的快楽を重視し、肉体的快楽には否定的だった。


ガトー・マニア(gateau mania)

 自宅の近所に小さな焼き菓子やがある。ガトー・マニア(gateau mania)という店で木曜日だけ開いている。
 ホームページへは、次のURL(Home | gateau mania(ガトーマニア))からアクセスできる。また、インスタグラム(焼き菓子や gâteau mania(@gateau_mania) • Instagram写真と動画)もやっている。

ガトー・マニアのパウンドケーキ

 今日、写真のパウンドケーキを買った。裏面の品名は「自然栽培小麦のパウンドケーキ」となっている。
 若い女性が独りでやっていて、開店と同時に行列ができる。原材料にこだわったケーキやクッキーが売れている。
 私は、たまたま空いている時間に行ったので、並ばずに買うことができた。いつも優しい笑顔で迎えてくれる。

 お菓子作りが好きでお店を開くことになったと言っていたが、本人の好きが一杯詰まった良い店である。

2026年2月25日水曜日

春・のすたるじい

 
「春・のすたるじい」 youtubeより

 今日は久しぶりの雨で一日中降っていた。自転車に乗ることができず、溜まった本を家で読んでいた。
 こんな日に似合う曲がないだろうかと思って、五輪真弓の「春・のすたるじい」を投稿することにした。
 「雨は のすたるじい」という歌詞のとおり、春の雨はやさしくて過ぎ去った日々に戻りたい気持ちになる。

 たまにはこんな日があってもいいだろう。明日になれば、太陽の下で未来に向かって進むしかないのだから。

ロミオとジュリエット「愛のテーマ」

『ロミオとジュリエット「愛のテーマ」』 youtubeより

 昨日「Brazilian Stamp」で紹介したアルバムの『Collaboration』から、もう1曲だけ投稿することにしたい。
 1968年の映画『ロミオとジュリエット』のために作曲された「愛のテーマ」のギター・バージョンである。
 この曲も、アール・クルーとジョージ・ベンソンのアドリブが入って、実に見事に仕上がっていると思う。

 私もギター教室の先生にTAB譜をもらって挑戦したことがある。近所迷惑だから止めてくれと家族に言われたが。

 

 

2026年2月24日火曜日

映画『国宝』

 今日の午後、西武新宿駅のそばの東急歌舞伎町タワーにある109シネマプレミアム新宿で映画『国宝』を観た。
 2003年公開の『踊る捜査線』を超え、実写邦画興行収入で歴代1位になったと発表された人気の映画である。
 海外でも高く評価され、第98回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に選出されている。

 
映画『国宝』の予告 youtubeより

 初めて行く映画館で料金は少し高かったが、座席シートがゆったりしていて坂本龍一監修の音響が自慢のようだ。
 人気俳優の吉沢亮と横浜流星が出演して波乱に富んだストーリーが展開され、3時間の上映時間も長くは感じなかった。
 歌舞伎の豪華な映像も人気の理由だろう。2025年の流行語大賞で「国宝(観た)」がトップ10に選ばれたのも肯ける。 

 順序は逆かもしれないが、これから原作を読むつもりである。映画をもっと理解することができるだろう。

ヤマトより愛をこめて(『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』)

 
「ヤマトより愛をこめて」 youtubeより

 この曲は1978年に公開されたアニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のエンディングテーマである。
 出だしの「そのひとのやさしさが花にまさるなら そのひとの美しさが星にまさるなら」という歌詞が私は好きだ。
 映画ではヤマトに一人残った古代館長が超巨大戦艦へ向かい、宇宙の彼方で爆音とともに閃光となって消える。

 かつて私もこの曲のように思ったひとがいた。今では手が届かない存在になってしまい、記憶だけが残っている。

Brazilian Stamp

「Brazilian Stamp」 youtubeより

 アコースティック・ギターの名手、 アール・クルーとギターなら何でもこなすジョージ・ベンソンの競演。
 『Collaboration』というアルバムに収録されている。いい曲ばかりだが、私は「Brazilian Stamp」が気に入っている。
 二人の名人が交互に弾いてアドリブまでこなしている。とてもリズミカルで最後まで飽きることがない。

 「Stamp」とは「足を踏み鳴らす」という意味だろうか。上手にギターが弾ける人が本当に羨ましい。

 

2026年2月23日月曜日

長浜盆梅展

長浜盆梅展で購入した扇

 長浜盆梅展が1月10日から3月10日まで開催されている。写真の扇は2010年2月の盆梅展で購入したものである。
 当時は大津に勤務していたので、長浜へ行くことができた。東京からは簡単に行けないので扇を出してみた。
 長浜盆梅展のホームページによれば、昭和27年から始まり今年で75回目を迎えるそうで、新春の風物詩となっている。

 やっぱり扇でなくて実物の盆梅が見たくなった。前回見たのは49回目だから、100回目までにはもう1度行きたい。

扇の裏面(堀口大学の揮毫あり)


沈黙をあなたに

『沈黙をあなたに』(集英社、2025年)


 1カ月ほど前に焼肉を食べに月島へ行く機会があって、門前仲町の深川不動尊にお参りして月島まで歩いた。
 その際に門前仲町の商店街にある本屋を覗いた。買う本はないだろうと高をくくっていたが、この本を買った。
 2025年4月に逝去したペルーの巨匠(2010年ノーベル文学賞)、マリオ・バルガス=リョサの最後の小説である。

 バルガス=リョサの名前も知らなかったが、確かに面白い。 最近は本屋で面白そうな本に遭遇してしまう。

2026年2月22日日曜日

サンチェスの子供たち(Children of Sanchez)

「サンチェスの子供たち」 youtubeより

 チャック・マンジョーネの「サンチェスの子供たち」を時々聴きたくなる。この曲は人に教わったが、それが誰か思い出せない。
 ウィキペディアで調べると、メキシコの民族を描いた映画『サンチェスの子供たち』の主題歌で、グラミー賞を受賞している。
 メキシコの大地を思わせるようなメロディが、トランペット、ドラム、ギターととも演奏され、最後はボーカル付きで終わる。

 1978年のリリースだから大学2年である。教えてくれたのは、下宿の1階に住んでいた別の大学の人だったような気がする。

 

2026年2月21日土曜日

西洋の敗北

『西洋の敗北』(文藝春秋、2024年)


 先日、神楽坂で会合があった際、開始時刻より早く着いてしまったので飯田橋ラムラの本屋で時間を潰した。
 その時に目に留まって買ったのが、フランスの歴史学者、エマニュエル・トッドの『西洋の敗北』である。
 15カ国以上で翻訳された世界的ベストセラーで、表紙に「日本と世界に何が起きるのか」と書いてある。

 ちょうど米連邦最高裁がトランプ関税に違法判決を出した。この本の予測は当たるのか、読み始めたばかりである。
 
 

風の坂道

 
「風の坂道」 youtubeより

 朝散歩していると時々心地よい風が吹く季節になってきた。家の周りに坂はないが、この曲が頭に浮かぶ。
 「風の坂道」というタイトルだが、「風」という言葉は一度しか出てこない。「坂道」の方は一度も出てこない。
 サビの「誰のものでも 誰の為でもない かけがえのないこの僕の人生」という歌詞が風のように通り過ぎる。

 残念ながら人生は一度しかない。風を感じながら、ひたむきに生きる以外に道は残されていないのだろう。

  

2026年2月20日金曜日

グレート・ギャツビー

『グレート・ギャツビー』(中央公論新社、2006年)

 先日、吉祥寺のVillage Vangardで時間潰しをしていた時、スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』を買った。
 村上春樹氏の翻訳で帯に「村上春樹がいつくしんできたもっともたいせつな小説」と書いてあり、2006年発行で36万部を重ねている。
 この本を買う気になったのは、拙著『やっぱり滋賀が好き』を読んだ友人のF君にフィッツジェラルドの次の言葉を教えてもらったからだ。

You don’t write because you want to say something, 
you write because you have something to say.

 ウィキペディアによれば、「『グレート・ギャツビー』は、1930年代には絶版になった時期すらあり、名作として不動の評価を受けることになったのは、フィッツジェラルドの死後10年以上経ってからであった。」とされている。
 フィッツジェラルドは、失意と困窮のうちにアルコールに溺れ、1940年、心臓発作で急死している。享年44歳。

愛しき日々

 
「愛しき日々」 youtubeより

 小椋佳が作詞し、堀内孝雄が作曲して歌った「愛しき日々」、テレビの時代劇「白虎隊」の主題歌だった。
 「気まじめ過ぎたまっすぐな愛 不器用者と笑いますか」という歌詞は普通のラブソングとして通用する。
 ベーヤン(堀内孝雄の愛称)の歌唱は上手いが、下記のテレサ・テンが歌うバージョンも捨てがたい。

テレサ・テンの「愛しき日々」 youtubeより

 不器用より器用の方がいい。ただ、あまりに真っすぐな想いは相手には不器用と思われるかもしれない。

2026年2月19日木曜日

草津

 草津という地名は群馬だけでなく滋賀にもある。大津という地名も両方にあって、ネットには関連を指摘した記事もある。

草津温泉の湯畑

 宿泊したのは山手にあるホテルであるが、東京へバスで帰る前にバスターミナルの近くの有名な湯畑へ行ってみた。
 平日だというのにたくさんの若い人がいる。喫茶店の人に聞いてみると映える写真を撮るのが目的なのだそうだ。
 写真ではわからないが匂いが臭い。草津の名前の由来は「臭い水」を意味する「くさうず」というのも肯ける。

湯畑の近くにあった信楽焼の狸

 冒頭の滋賀と関連付ける説はマユツバな気がする。湯畑の臭い匂いを嗅ぐとそんなことはとても考えられない。

スローなブギにしてくれ

「スローなブギにしてくれ」 youtubeより

 知人がアルコール依存症っぽいので「カンセリングを受けた方がいいのでは?」と言ったら、「その必要はない」と言われた。
 1981年の映画の主題歌「スローなブギしてくれ」のヒットで知られる南佳孝には「COOL」という曲がある。
 アルトサックスの前奏と「俺をわかってくれなくていいさ」という歌詞で始まるこの曲を時々聴きたい気分になる。

 人のためと思って言った言葉が正しく理解してもらえるとは限らない。所詮、人の気持ちはわからない。

「COOL」 youtubeより

いい湯だな

「いい湯だな」 youtubeより

 一昨日から一泊二日で草津温泉に行って来た。そこで思い出したのがザ・ドリフターズの「いい湯だな」である。
 「ババンバ バンバンバン」で始まるこの曲は、『8時だヨ!全員集合』のエンディングに使用されていた。
 もともとはデューク・エイセスが歌ったものをザ・ドリフターズがカバーしたものであるが、後者があまりに有名である。

 加藤茶の「ア ビバビバビバ」や「ア ビバノンノン」という合いの手だけでなく、「風邪ひくなよ」という声まで聴こえてくる。

2026年2月17日火曜日

栞のテーマ

「栞のテーマ」 youtubeより

 前回に続いて、サザンオールスターズの「栞のテーマ」である。ドラマ「ふぞろいの林檎たち」の挿入歌だった。
 「彼女が髪を指で分けただけ それがシビれるしぐさ」で始まる歌詞は、もてない男の片思いの歌である。
 大学時代、彼女がなかなかできないでこの曲に共感していた私には、今でも切ない気持ちがよくわかる。

 片思いの方がずっと想い続けていられるからいいと強がってみても、やっぱりもう少しもてたかったなあ。

C調言葉に御用心

「C調言葉に御用心」 youtubeより

 昨日、久しぶりに大学の同級生と会った。45年以上会っていなかったが、不思議と違和感を感じなかった。
 大学近くの蕎麦屋で食事をした後、大学のキャンパスに入って寮が昔あった場所にできたカフェでお茶を飲んだ。
 入学後数カ月経つと麻雀を覚え、キャンパス近くの雀荘で「C調言葉に御用心」を聴いていた記憶がある。
 1978年6月「勝手にシンドバッド」で衝撃的にデビューしたサザンオールスターズの5作目のシングルである。

 裏門から入って正門から出たキャンパスは当時と変わっていないはずなのに、記憶よりも随分小さく感じた。
 

2026年2月16日月曜日

ザメンホフ

『ザメンホフ』(岩波新書、1950年)

 友人のI君がザメンホフのことを教えてくれた。ザメンホフは全生涯をエスペラント語の普及に捧げた人物である。
 リトアニアのユダヤ人として生まれたザメンホフは、「国際語による世界人類の相互理解」という理想を抱いていた。
 しかし、現実には、エスペラントは「民族を超える中立性」のゆえにかえって弾圧や迫害の対象となってしまった。

 「エスペラント」とは「希望する者」という意味だそうである。現在も、その理想は意味を失ってはいないだろう。


暦の上では

「暦の上では」 youtubeより

 今日は朝は晴れていたが、お昼前から曇りになって肌寒く感じられた。明日はもっと寒くなるらしい。
 今回の曲は伊勢正三が大久保一久と「風」というデュオを組んでいた時のもので、1994年11月に発売された。
 伊勢正三には話している言葉にそのままメロディをつけたようなシンプルで覚えやすい曲がいくつかある。

 「暦の上ではもう春なのに まだまだ寒い日がつづく」という歌詞の最後の部分が今の季節にぴったりだと思う。


2026年2月15日日曜日

信楽焼②

信楽焼の狸のおきものの絵葉書

 近くの公園で開催されていた陶器市は今日が最終日だった。早朝散歩の際に確認したが、信楽焼は10日に投稿した花瓶だけだった。
 有名な信楽焼の狸のおきものは、1951年の昭和天皇の信楽行幸で歌に詠まれ知られるようになったもので、実は歴史は新しい。
 飲食店などの入口に置いてあるのをよく見かけるが、どこで買っているのだろう。等身大のものを玄関に置いている家もある。
 因みに、上記の絵葉書は大津から転勤後に支店の女性職員の皆様からいただいたもので、「大津より愛をこめて」と書いてある。

 信楽焼の皿や狸のおきものを買うなら、やはり信楽へ行くのが良い。義民の碑のリベンジと合わせていつか信楽へ行くことにしよう。

あかずの踏切り


 自宅から最寄りの駅は西武新宿線である。西武新宿線の線路が走っているところは丘陵地帯ではなく、踏切りが多い。
 踏切りがあると渋滞するし事故の原因にもなる。しかし、目の前を電車が通過していくのを見ると何故かホットする。
 この曲に出てくる踏切りは実在せず、陽水の心象風景である。さすがに踏切りでキャッチボールはできないだろう。

 あかずの踏切りはいつかは必ずあく。あいた後は通るだけなので、あくのを待っている時の方が楽しいかもしれない。
 

2026年2月14日土曜日

ヘッドライト・テールライト

 
「ヘッドライト・テールライト」 youtubeより

 2月9日に投稿した「なごり雪」で「息子が中学生の時から乗っていた自転車を買い替えた。写真の自転車はもうすぐなくなる」と書いた。
 それを読んだ友人から「息子が乗っていた自転車の、プラスチック製の泥よけだけ、取って残してあります」というメールが届いた。
 優しい方で、息子が子供の頃の思い出がなくなることを悲しんでいる私の気持ちを察してくださったのだ。

 何を残そうかと考えたあげく、サドルはちょっと大き過ぎるので赤いテールライトにすることに決めた。

取り外したテールライト


2026年2月13日金曜日

サウンド・オブ・サイレンス(The Sound of Silence)

「サウンド・オブ・サイレンス」 youtubeより

  2月7日に投稿した「スカボロフェア」に続き、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」である。
 ダスティン・ホフマンが主演した「卒業」の挿入歌で、花嫁を奪っていく最後のシーンでも流れている。
 メロディの美しさと幻想的な歌詞が魅力的な曲だが、歌詞をちゃんと聴いてみるとやはり難解である。

 私の頭の中には様々な曲が去来する。それは音を持っておらず、正に「サウンド・オブ・サイレンス」として漂っている。

「卒業」 youtubeより



2026年2月12日木曜日

コパカバーナ(Copacabana)

 原因不詳の腹痛が止まった。おそらく免疫力の低下が原因で、普段であれば罹らないウィルスが体内に入り込んだのだろう。
 先月末、雪が降る中を日帰りで滋賀を訪問した後そのまま深夜まで新年会をして、翌週も会合だったので体力が失われていた。
 元気になったので近所の珈琲豆焙煎所・ロースターズクラブへ出かけて、ボリビアのコパカバーナ農園の珈琲豆を買った。

ロースターズクラブの珈琲豆

 昨年10月に'When October Goes'を投稿したバリー・マニロウに「コパカバーナ」という有名な曲がある。
 キューバ危機以前は米国の保養地だったハバナの北にあったクラブの名前である。そこにローラという踊り子がいた。
 ローラを巡って拳銃沙汰が起き、彼女は恋人を失い気が狂う。今はディスコとなった「コパカバーナ」でローラは独り踊り続ける。

「コパカバーナ」 youtubeより

 この曲の最後は、次の教訓のような歌詞で終わっている。'Don't fall in love.'(恋はしてはならない)。



飛梅

 

「飛梅」 youtube より


 全国で梅が満開を迎えている。大宰府で有名な「飛梅」のことを知ったのは、さだまさしのこの曲だったと思う。
 「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ」の歌で知られる飛梅伝説からこの曲はできている。
 菅原道真を慕った梅が一夜で飛んできたということはあるまいが、梅は株分けや挿し木で増やすこともできる。

 大宰府から遠く離れた武蔵国の小金井神社にも、枝別れされたものの一つであると伝わる「飛梅」がある。

小金井神社の飛梅



2026年2月11日水曜日

世情

 
「世情」youtubeより

 衆議院選挙で自民党が大勝した。政権交代を謳っていた野党勢力は惨敗し、見る影もなくなってしまった。
 何となく「世の中はいつも 変わっているから」という歌詞で始まる中島みゆきの「世情」を思い出した。
 この歌は難解である。「変わらない夢を 流れに求めて」と歌いつつ「変わらない夢を見たがる者たちと 戦うため」とも歌う。

 いずれにしても世の人々の考えは常に変化する。デマゴーグ(扇動政治家)だけには気を付けねばなるまい。

2026年2月10日火曜日

信楽焼

 近くの公園で先週末から大陶器市をやっている。土日は雪で行けなかったので、月曜日に出かけてみた。
 午前10時の開店でまだ11時過ぎだというのに結構な人出である。私は自転車だが、自動車で来ている人もいるのだろう。
 看板に信楽焼の名前も書いてあったので探してみるがなかなか見つからない。やっと見つけたのが写真の花瓶である。

大陶器市の信楽焼の花瓶

 昨年10月に投稿した「紫香楽宮跡」でも引用したが、『やきもの鑑定入門』(芸術新潮編集部、1983年)の中で、土門拳が「わが信楽」として「信楽の壺にみられるそれらの魅力のすべては、天工になるものである」と言うとおり、信楽の魅力は土そのものの魅力である。
 しかし、こんな工芸品になってしまってはとても手が届かない。お店も売れるとは思っていないだろう。
 結局、私が買ったのはアウトレットとして300円で売られていた波佐見焼のお椀である。写真ではわかり難いが瑠璃色をしている。

私が買った波佐見焼のお椀

 家族に見せても「また要らないものを買った」と言われるのがオチである。しばらく本棚に飾っておこう。

2026年2月9日月曜日

なごり雪

 

「なごり雪」 youtubeより

 昨日の雪がいろいろな場所に残っている。道端にも公園にも自宅の駐車場にも。晴れているので午前中になくなるだろう。
 久しぶりに「なごり雪」を聴いた。イルカのバージョンが有名だが、伊勢正三の作詞作曲でかぐや姫が歌っていた。
 伊勢正三の曲はサビがわかりやすい。「今 春が来て 君はきれいになった」という部分が、この曲のサビである。

 子供はいつの間にか成長する。昨日、息子が中学生の時から乗っていた自転車を買い替えた。写真の自転車はもうすぐなくなる。

雪が残った息子の自転車


雪が降る日に

 

「雪が降る日に」 youtubeより

 昨日は朝起きると雪が降っていて、昼過ぎまで降り続いた。9時に雪の中を息子の自転車を買いに近くの自転車屋に出かけた。
 昨夜から原因不詳の腹痛に悩まされ、バナナとヨーグルトしか口にできず、夕飯にやっと僅かなご飯とみそ汁を食べた。
 NHKの選挙速報で下馬評どおり自民党が大勝するのを見て、早々に布団にもぐりこんだ。

 今日も日陰には雪が残っているだろう。体調が悪いと気弱になるが、先日の深大寺のおみくじ「生死十に八、九は生たり悪人は死すべし」を支えに頑張ることとする。


2026年2月7日土曜日

スカボロフェア(Scarborough Fair)

  前日に投稿したブレッド&バターの曲は、歌詞の中に「サイモン&ガーファンクル」という言葉が出てくる。
 それだからと言う訳ではないが、今回はサイモン&ガーファンクルの「スカボロフェア」を取り上げる。
 最初に聴いた時この曲のどこがいいのかわからなかったが、この頃その良さがやっとわかるようになってきた。

「スカボロフェア」 youtubeより

 'Parsely, sage, rosemary & thyme'とスカボロフェアで売っているハーブが続いた後、唐突に'a true love of mine'が出てくる。
 つまり亡くなった昔の恋人を思い出して偲んでいるのである。'my true love'でもいいが、韻を踏むためにひっくり返している。
 イングランドの民謡をサイモン&ガーファンクルが取り上げて有名になったそうだが、静かなメロディが哀しさを引き立てる。

 さすがはアメリカが生んだ史上最高の男性デュオと言われるだけのことはある。他の名曲もいつか取り上げることになるだろう。
 


2026年2月6日金曜日

あの頃のまま

 ブレッド&バターの「あの頃のまま」を取り上げる。兄弟のフォークデュオである彼らの代名詞とでも言うべき曲である。
 1979年7月の発売というから今から50年近く前であるが、今でもラジオ番組などで時々耳にすることがある。
 作詞作曲は呉田軽穂であるが、何のことはないユーミンの別名である。そう思って聴くとユーミンらしい気がする。

「あの頃のまま」 youtubeより

 学生時代が終わって社会人になっていく仲間を横目で見ながら、変わらない自分のことを歌った曲である。
 サビの部分の「人は自分を 生きていくのだから」という歌詞は、何度聴いてもその通りだと思う。
 定年後もパートで働いていようが、年金暮らしをしていようが、自分の人生であることに違いはない。

 だからもう仕事はしないと開き直るつもりはない。責任を持って自分の人生を生きていると言えるかどうかが重要だと思う。




 

2026年2月5日木曜日

虹と雪のバラード

 明日(2月6日)から冬季オリンピックが始まる。22日までイタリア北部のミラノとコルティナ・ダンペッツォで開催される。
 私にとって記憶に残る冬季オリンピックは、1972年2月3日から2月13日まで北海道札幌市で開催されたものである。
 中学1年だった私はオランダのスピードスケート選手で3つの金メダルを獲得したアルト・シェンクの真似をして、校舎の廊下をスリッパで滑っていた。

「虹と雪のバラード」 youtubeより

 上記の「虹と雪のバラード」は札幌オリンピックのテーマソングだった。ジャケットにも"札幌オリンピックの歌"と書いてある。
 今聴いても、歌全体に冬晴れの日の明るい清涼感が感じられる。高度経済成長期の末期で社会全体が希望に満ちていた。
 第二次世界大戦が終わって四半世紀が経ち、ユートピアニズムの下、もう二度と世界戦争が起こることはないと誰もが思っていた。

 あれから50年以上が経過し世界は再び分断されつつある。オリンピックを契機に世界が平和へ向かうことを願う。
 


Que Sera

 ホセ・フェリシアーノの'Que Sera'である。先日のスペイン語とイタリア語の歌の投稿を見た友人が教えてくれた。
 プエルトリコ出身のホセはスペイン語が母国語であるがイタリア語でも歌う。1971年のサンレモ音楽祭で第2位に入賞した。
 スペイン語版、イタリア語版に加えて、下記のとおり日本語に訳されたバージョンもあったので並べてみた。

'Que Sera'(スペイン語版) youtubeより

'Che Sara'(イタリア語版) youtubeより

「ケ・サラ」(日本語版)

 日本語版を聴くとわかるが、「ケ・サラ」とは「これからどうなるんだろう」というような意味である。
 この歌を教えてくれた友人は1971年のサンレモ音楽祭の時は15歳で、何故か涙が出て止まらなかったそうだ。
 とてもいい人で私は大変お世話になった。一緒に仕事をしたのは1年8ヵ月だったが、昔から知っていたような気がする。

 いい歌は一度聴いたら忘れられない。「ケ・サラ」の旋律を聴けば、その友人のことを思い出すに違いない。

2026年2月4日水曜日

石原和昌氏を偲ぶ

  私には師と言うべき人が数名おられるが、石原和昌氏はその一人である。石原さんが亡くなって1年半近くが経過した。
 石原さんにはとても良くしていただいた。ご自宅に伺って執筆に関する話を聞いてもらったり、書籍も何冊かくださった。
 しかし、亡くなられる少し前から私の方が体調を崩してお会いすることができず、残念ながら訃報も後から知った。

『企業存立の条件』(日本経済評論社、1987年)

 石原さんは中小企業金融公庫(現在の日本政策金融公庫中小企業事業)の先輩で、3冊の著書を出版されている。1冊目は『企業存立の条件』である。
 新潟支店長をされていた時に書かれたもので、生物学及び生態学と産業論、企業論とのアナロジーに着目した名著といえる。
 第1章の「結び」に書かれた「永遠に生き続けることを願うならば、全ての執着を捨て、常にシステムの革新を怠ってはならないのである。」という一節は永遠の真理であろう。

『良知の人 河井継之助』(日本経済評論社、1993年)

 勤め先の先輩とはいえ仕事上の接点はなく、私の入社時に新人研修の懇親会で人事部次長だった石原さんと挨拶を交わしただけだった。
 石原さんが執筆された河井継之助が陽明学派であり、拙著『「びわ湖検定」でよみがえる』で触れた中江藤樹が我が国の陽明学の始祖というのが接点になった。
 拙著を贈呈したところ、石原さんから著書3冊と長文の手紙が届いた。それ以来、石原さんとの付き合いが始まった。

『経営の突破口は儒学にあり』(東洋経済新報社、2000年)

 石原さんの最後の著書は『経営の突破口は儒学にあり』である。著名な創業者について、朱子学と陽明学の観点から記述している。
 儒学に造詣の深い石原さんならではの著作と言える。巻末に「あなたは朱子型か陽明型か」という判定チェック・リストもあって面白い。
 河井継之助が好きなことでわかるとおり石原さんは陽明型だったが、朱子型の良さも持ち合わせたバランスの良い方だった。

 私の記憶の中の石原さんは今でも生きている。師から教わったことを大切にして自らの道を歩んで行きたい。

2026年2月3日火曜日

天保の義民

  1月30日の金曜日、雪が降る中、所用のため日帰りで滋賀へ出かけた。訪問したのは草津線沿線にある中小企業である。
 草津線は滋賀県草津市の草津から三重県伊賀市の柘植に至る路線で、途中の貴生川で信楽高原鐡道と近江鉄道に接続している。
 草津から貴生川の一つ手前に三雲という駅があり「天保義民の碑」があるので、この機会に立ち寄ろうと予定を立てた。

『天保の義民』(岩波新書、1962年)

 早朝に家を出て品川から「ひかり」に乗ったが、その時から雪の影響による遅れの見込みが車内で放送されていた。
 実際には新幹線への影響はそれほどでもなく、米原駅に着いた時は1分遅れだった。問題は琵琶湖線の方だった。
 乗換の電車は始発なので座ることができ、10分ほどの遅れで米原駅を出発した。近江八幡あたりから異常に混んできた。

『天保の義民』に掲載された地図

 車内が満員になって駅に着くとホームに多くの乗客が待っている。乗り切れない人もいて、私も草津での下車は一苦労だった。
 後からわかったが、北陸まで直通する「新快速」の運行をJRが中止していた。「普通」しか走っていないので混んでいたのだ。
 草津線は1時間に1本で、予定の電車に乗り換えることができず、「天保義民の碑」へ行くのはお預けになった。

 上記の『天保の義民』は天保13年(1842年)10月に起きた大一揆の顛末記である。碑にはいつか行く機会があるだろう。




2026年2月2日月曜日

伝えたいことがあるんだ

 私は二度の海外勤務の経験があり英語をそれなりに話すことができる。しかし、英検1級ではなく準1級しか持っていない。
 それでも英語が苦手な人から英語の上達法を尋ねられると、小田和正の「伝えたいことがあるんだ」という曲のことを話す。
 つまり、英語は伝達手段であり「伝えたいことがある」ことが重要である。それがないと英語が話せても意味はない。

「伝えたいことがあるんだ」 youtubeより

 伝達手段として重要なのは基本的な文法と語彙である。文法がわかっていないと、文章を作ることはできない。
 語彙は多いのに越したことはない。しかし、ネイティブでない場合、細かいニュアンスや使い分けは理解できていない。
 日常会話レベルの英語は日々の暮らしで慣れる。しかし、自分の気持ちを伝えるには基本を学んでおく必要がある。

 さて、あなたには誰かに「伝えたいことがありますか」?それがなければ、英語どころか言葉にさして意味はない。