昨年11月に写真の『古代の地域支配と渡来人』(吉川弘文館、2019年)を購入し、少しずつ読んでいる。
『継体天皇と即位の謎』《新装版》(吉川弘文館、2020年)を読んでから、著者の大橋信弥氏のことを知った。
大橋信弥氏は立命館大学大学院文学研究科修士課程修了で、滋賀県立安土城考古博物館学芸課長を務めていた。
![]() |
| 『古代の地域支配と渡来人』(吉川弘文館、2019年) |
定価が12,000円(税前)と高価であり手頃な中古本もなかったので、まず図書館で借りてみることにした。
蔵書が近くの市立図書館にはなかったが東京都立図書館にはあったので、市立図書館経由で貸し出しを依頼した。
2週間ほどで届いた本の目次を見て、即座に購入することに決めた。最近購入した本の中では一番高い本である。
第一部は「近江の古代豪族と大和王権」、第二部は「近江の渡来人と文字資料」で、私の関心と一致している。
専門的で難しい本であるが、他では見たことがない「近江古代豪族分布図」や古代豪族の系図も掲載されている。
古代豪族が壬申の乱によってどのように影響を受けたのかについての考察もあって、とても興味深い内容である。
近江の古代を語るには渡来人の存在が欠かせない。やっぱり滋賀は面白い、私の興味は深まるばかりである。


4 件のコメント:
小生も実はこのころ=古代=にいたく興味をそそられています。謎の4世紀。
この4世紀というのはかなりの寒冷期にあたり、北方の遊牧民が南下してきたため、欧州ではゲルマン民族が大移動しローマ帝国が滅んだ。強大な勢力を400年にわたり誇った「漢」も然り。わが日本も混沌としていた、らしい、ですねぇ。そして怪しい継体天皇の登場。 彼は渡来人なのかな。きちんとして勉強してないのがバレる
なお、この混沌の中で琵琶湖の水運や豊富な水産物が大活躍した、ようですねぇ。
コメント、ありがとうございます。近江古代豪族分布図に記載されている湖西の和邇部臣と湖北の息長君は古くからの地域勢力で、ヤマト王権を支える主要な地位にあったと言われています。継体天皇の即位にも大きく関わっていたと考えられています。ヤマト王権は百済勢力の救援に赴き「白村江の戦い」で大敗しましたが、百済勢力の本拠はもっと前から日本にあったのではないかと私は妄想しています。
初めて投稿します
いつもブログ楽しく拝見してます
謎の四世紀、古代史と渡来人、縄文と弥生、東国との連関など、この時代の歴史には興味が尽きませんね
本書を含め、また取り上げてもらいたいテーマです
コメント、ありがとうございます。近江の魅力は何といっても歴史が古いことです。平城京や平安京よりも前のことですし、神話を除き文献で遡ることができる最古の部分ではないでしょうか。琵琶湖の豊かな自然を背景に古くから人が住み着いたことは間違いなく、知らないことがたくさんあります。
コメントを投稿