マラドーナの伝説の「5人抜き」
まもなくFIFAワールドカップが始まる。日本代表に注目が集まるが、私にとってワールドカップはマラドーナである。
1986年のFIFAワールドカップ準々決勝アルゼンチン対イングランドでの伝説の「5人抜き」は、何度見ても衝撃的だ。
センターライン付近でパスをもらったマラドーナはドリブルで5人をかわし、キーパーもかわしてそのままゴールした。
偶然生まれたスーパープレイにより、マラドーナはサッカーの「神の子」となり、永遠に記憶に残る存在となった。
拙著『やっぱり滋賀が好き』でも引用したミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』から、次の一節を送る。
「偶然にはこのような魔力があるが、必然にはない。ひとつの愛が忘れがたいものになるには、(中略)最初の瞬間から、いろんな偶然が連れだってやってこなければならないのである」