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| 『一歩の距離』(文藝春秋、1968年) |
いつもお世話になっている奈良県在住のSさんから教えていただいて、城山三郎の『一歩の距離』を読んだ。
中古本を購入しようと思ったが、手頃な価格では手に入らないことがわかったので、市立図書館から借りた。
小説の舞台は、戦争末期の大津航空隊と滋賀航空隊である。予科練を出たばかりの若者の生死が書かれている。
戦局が悪化したある日、目を閉じた整列の中から特攻を志願する者は一歩前に出るようにという命令を受ける。
前に出た者のうち、1人は人間魚雷となって戦死し、1人は終戦を迎える。前に出なかった者はずっと悔やむ。
私が生まれる前の15年前の話である。もし、私が30年前に生まれていたら、1歩前に出られなかっただろう。
明日は終戦記念日である。戦争で亡くなった方のご冥福を祈るとともに、平和に生きることの有難さを想う。

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