2026年8月30日日曜日

録外録

『録外録』(朝日文庫、1990年)

 自宅の近くの古書店の軒先で50円で売られている本がある。50円だからと言って馬鹿にしてはいけない。
 誰も読まなくなった本は死んだも同然で可哀そうだ。そう思って手に取ってみると、結構いい本がある。
 この『録外録』も50円で売られていた。著者の陳舜臣は直木賞作家で、中国の歴史について造詣が深い。

 この本は筆者が作品を書く際に調べたが使わなかったものを集めたもので、題名についても説明がある。
 元寇や明の時代の鄭和の大航海ついて書かれた箇所もある。表紙は海を渡る中国の船だと気がついた。
 元の太宗、オゴタイ汗による大量虐殺から漢民族を救った契丹族の耶律楚材の話などもとても面白い。

 中国の王朝では様々な民族が暮らし、生活、文化、宗教も多様だった。過去の歴史に学ぶことは多い。

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