2025年12月9日火曜日

めぐり逢い

 アンドレ・ギャニオンの曲を初めて聞いたのは、確かリザクゼーションスペースRaffineでリフレクソロジーの施術を受けていた時だった。
 イージーリスニングと昔から言われる分野であるが、Raffineのリフレクソロジーとともに心地よく感じられて記憶に残った。
 セラピストの女性に流れている曲の作者を尋ねて、アンドレ・ギャニオンというカナダ人ピアニストの名前を知った。

『愛につつまれて』 youtubeより

 いい曲が多くて選ぶのに迷うが、私が好きな曲を三つ取り上げてみる。最初は、上記の『愛につつまれて』である。
 幼い頃に母親にだっこしてもらった記憶を思い出すような、そんな気持ちになる。思わずうたたねしたくなってしまう。
 続いて二つ目は、下記の『かすかな予感』である。静かに始まるが、終わりは船が大海原へ出ていくような感じになる。

『かすかな予感』 youtubeより

 最後は、アンドレ・ギャニオンの代表作『めぐり逢い』である。たぶん多くの人がどこかで聴いたことがあるのではないだろうか。
 「いいちこ」のCMで有名なビリー・バンバンの歌詞付きバージョンもいいが、自由にイメージできるInstrumentalの方がいい。
 それにしてもRaffineの出店ペースはすごい。最寄りのJRの駅にも新しくできた。それだけ癒しが必要とされているということだろうか。

『めぐり逢い』 youtubeより





2025年12月8日月曜日

功成り名遂げて

 「 功成り名遂げて身退くは天の道なり」は老子の言葉である。81章にわかれている『老子』の9章に書かれている。
 私は、日本公庫大津支店に勤務していた時、この言葉をある中小企業経営者の弔辞の一部に使用したことがある(『やっぱり滋賀が好き』152頁を参照)。
 このたび改めて言葉の意味を知りたくなり、当時読んだ書籍が見つからないので、文庫本を3冊購入した。


 まず、Amazonで評価の高かった『老子・荘子の言葉100選』(知的生きかた文庫、2008年)をネットで購入した。
 「春は春の仕事を終えると夏に地位をゆずる」とあり、ポストオフ後に定年まで勤めた友人の苦労が説明してあった。
 説明があっさりしていて少し物足りなかった。老子と荘子の言葉を50ずつ取り上げるとすれば簡単にならざるを得ないのだろう。


 そこで近所の本屋へ行き、店員に教えてもらって『老子 無知無欲のすすめ』(講談社学術文庫、1997年)を新刊で購入した。
 「持してこれを盈たすは(身の引きどき)」とあり、「いつまでも器をいっぱいにして満たしつづけようとするのは、やめたほうがよい。」と書いてある。
 因みに、使用した底本のまま「功遂げて身の退くは」となっており、「名遂げて」の部分は別の原典によるものであると説明している。


 最後に、ブックオフで『老子』(岩波文庫、2008年)を購入した。先日の書店にもあったのだが、新刊で2冊買うのを躊躇っていた。
 説明は似たようなもので、「盈ちたりた状態を失わぬように保ち続けるのは、やめておいた方がよい。」と書いてある。
 この本でも「功遂げて身退くは、天の道なり。」となっており、「『成』、『名』は後世の挿入であろう。」と注釈が付いている。

 講談社学術文庫の解説には、「『無知無欲』であれ、『無為』であれと、老子は主張する。」と書かれている。私は身退いたが、無欲にはなれそうもない。




2025年12月7日日曜日

20歳のめぐり逢い

 落ち葉に風が吹いているのを見て「風に震えるオレンジ色の 枯葉の舞いちる停車場で」という歌詞を思い出した。シグナルの「20歳のめぐり逢い」である。
 いわゆる一発屋で、1975年9月にリリースされたデビュー・シングルがこの曲である。この曲以外にシグナルの曲を私は知らない。
 ウィキペディアによれば、オリコンチャートの最高順位は週間14位ということであるが、結構長くヒットしていたと思う。

「20歳のめぐり逢い」 youtubeより

 一発屋の曲を取り上げればきりがないが、知らない人が多いと思うので、まがじんの「愛の伝説」を一曲だけ取り上げる。
 1973年10月から1974年3月まで、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ『さよなら・今日は』のオープニングに採用された。
 ドラマは見なかったが、歌詞の「ほほえみを忘れたさなかたちの群れが 地下鉄の入口ながれていくよ」という部分が記憶に残っている。

「愛の伝説」 youtubeより

 その光景は現在も全く変わっていない。たとえ一発屋で終わっても、いい曲が一曲あればそれでいいと思う。


2025年12月6日土曜日

看板犬・リク

 お茶の水の眼科へ行くついでに千代田区神田小川町にある大喜靴店へ立ち寄った。看板犬のリク君に会うためである。
 以前に勤めていた会社が近くにあって、靴を買いに大喜靴店へ行ってリク君の存在を知ってから7、8年経っている。
 最初に見た時は店内に寝そべっていて、そばに「またいでください」と書いてあった。それくらい大人しい犬である。

リク君

 リク君のファンは多い。近所の小学生たちがリク君に会いにお店にやって来る。リク君は適当に相手をしている。
 保護犬だったものを店主の北城さんが引き取ったと聞いている。こんなに可愛い犬を虐待する人の気が知れない。
 リク君には人の心がわかるのだろう。純粋な小学生たちは何もしないことがわかっているから身を任せている。

横向きのリク君

 私はペットフードでリク君の気を引こうとするが、なかなか相手をしてもらえない。魂胆を見透かされているのだ。
 それでも私はたまにリク君に会いたくなる。見るだけで気持ちが落ち着くのは、どうしてなんだろう。
 残念ながら今回は会えなかった。写真は過去のものである。リク君のおかげで、私の靴は大喜靴店だらけになってしまった。


2025年12月5日金曜日

近江牛(ふるさと納税・返礼品)

  近江牛は、松坂牛、神戸牛と並んで日本三大和牛の一つとされる。高級品でなかなか買えないので「ふるさと納税」の寄附金の返礼品にしたことがある。
 それ以来、年末近くになると近江八幡市から「ふるさと納税」の案内が郵送で届くようになった。返礼品として最初に掲載されているのは近江牛である。
 いろいろ業者があるが、私は『「びわ湖検定」でよみがえる』に登場する上田氏(169頁)が社長だった千成亭(社名は出していない)を選んだ。

近江牛のステーキ(近江八幡市のカタログ)

 このブログでも取り上げた、たねやの洋菓子部門クラブハリエのバームクーヘンも「近江八幡自慢の品」として掲載されている。
 8個入で13,000円だから、結構いいお値段である。18個入りになると31,000円で、近江牛にも引けを取らない価格である。
 「市内の観光名所ともなっている『ラ コリーナ近江八幡』から、本物の味をお届けします」と書かれており、力の入れようがわかる。

バームクーヘン(近江八幡市のカタログ)

 変わったところでは、このブログでも取り上げたヴォーリズが設計したウォーターハウス記念館の宿泊券が掲載されている。
 国登録有形文化財に1泊できるもので、定員7名の素泊まりで440,000円である。1名当たり約60,000円と安くはないが良い記念になるだろう。
 近江兄弟社のメンターム(11月14日付けのヴォーリズの投稿を参照)ではさすがに単価が低すぎるのか、返礼品にはなっていない。

ウォーターハウス記念館(近江八幡市のカタログ)

 他にも西川の寝具やイワタニのガスボンベなど近江八幡市の返礼品はバラエティーに富んでいるが、今年は寄附を見送ることにした。




2025年12月4日木曜日

氷の世界

  今朝は今年一番の寒さで、散歩しながら井上陽水の「氷の世界」を思い出した。吉田拓郎と並ぶニューミュージックの二大巨頭である。
 陽水の実家が歯科医で本人も歯科大学を目指していたが、受験に失敗してシンガーソングライターの道へ進んだことはよく知られている。
 流れるようなメロディと歌詞が特徴で、拓郎のようなメッセージ・ソングではなく、やや斜に構えた感じが好きだった。

「氷の世界」 youtubeより

 アルバム『氷の世界』は1973年12月のリリースで、ウィキペディアによれば日本レコード史上初の100万枚販売突破だそうである。
 収録されている曲はいずれも秀作であるが、その中から1曲を取り上げるとすればシングルカットされた「心もよう」だろう。
 サビの部分で「さみしさだけを手紙につめて ふるさともすむあなたに送る」から流れるように続く歌詞がいかにも陽水らしい。

「心もよう」 youtubeより

 最後は、「心もよう」のシングルカットより早く、1973年3月にシングルでリリースされた「夢の中へ」である。
 斉藤由貴が1989年4月にカバーしたのでそちらの方が有名かもしれないが、歌詞のなげやりな感じは陽水ならではだと思う。
 「探しものは何ですか?」で始まる歌詞は「夢の中へ 行ってみたいと思いませんか?」で終わるが、あなたの探しものは何ですか?

「夢の中へ」 youtubeより


2025年12月2日火曜日

サイレント・イヴ

  そろそろ巷にクリスマスソングが流れる頃になってきた。クリスマスソングは山ほどあるので、興味本位に取り上げてみる。

『サイレント・イヴ』 youtubeより

 まずは、辛島美登里の『サイレント・イヴ』。出だしの「真白な粉雪」という歌詞が印象的で、女性ボーカルにぴったり合う。

『最後のHoly Night』 youtubeより

 続いて、杉山清貴の『最後のHoly Night』。オメガトライブ解散後にソロデビューした2ndシングルで、JALのCMソングだった。

『クリスマス・イブ』 youtubeより

 最後は、山下達郎の『クリスマス・イブ』。JR東海のCMソングとして使用され、深津絵里の映像とともに記憶に残っている。

 こうして並べてみるといずれも失恋の曲ばかりである。ハッピーエンドとはなかなか行かないようだ。