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| 『私の万葉集 一』(講談社現在新書、1993年) |
大学時代のサークルの同級生M君と久しぶりに会ってランチをした。M君は「万葉集」の歌を一首ずつ読んでいると言う。
M君が読んでいる本が『私の万葉集』(講談社文芸文庫、2013年)(注)とわかって、私も買ってみることにした。
(注)私が買ったのは、当初の講談社現代新書のバージョン
私は2冊の拙著のいろいろな箇所で万葉集について触れているが、実は万葉集の歌をそんなに知っている訳ではない。
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| 『ビギナーズ・クラシックス 万葉集』 |
1冊目の『「びわ湖検定」でよみがえる』を執筆した時は、『ビギナーズ・クラシックス 万葉集』(角川文庫、2001年)を参考にした。
滋賀の枕詞が「さざなみ」であることは、この本で教えられた。「琵琶湖周航の歌」の歌詞の意味に気づいていなかった。
有名な額田王と大海人皇子の歌も、この本から引用した。全体として素人向けに書かれているので、抵抗なく読めた。
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| 『萬葉集 新 日本古典文学大系』 |
2冊目の『やっぱり滋賀が好き』を執筆した時、『萬葉集 新 日本古典文学大系』(岩波書店、1999年)を古書店で購入した。
万葉仮名で書かれた原文を読んだ方が良いと思ったからだが、いくつかの歌を詠んだ後は本棚でそのままになっていた。
今回、本ブログへのコメントに柿本人麻呂の歌が書かれていて、この本の存在を思い出したというのが正直なところである。
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| 『古代史再検証 『万葉集』とは何か』 |
『古代史再検証 『万葉集』とは何か』(2016年、別冊宝島)も購入しているが、歌そのものをじっくりと読んではいなかった。
『私の万葉集 一』の中で、著者の大岡信は、額田王と大海人皇子の歌について、次のとおり天智天皇との三角関係を否定している。
「万葉集巻一の編纂に当たった人々は、(中略)、伝説的に語り伝えられた絶唱として、額田王と大海人皇子の贈答だけを記録にとどめたのです」
ただ、明らかに恋歌であり、「秘密の恋に対するロマンティックな空想の楽しみを否定されたとがっがりする必要もない」とも書いている。




2 件のコメント:
あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
1300年前にこんな瑞々しい情感に満ちた歌が詠まれていた。日本語をここまで美しく操る古代人に驚くばかり。文字がないので借りてきた漢字で。貴族も防人も農民もみんなで歌を詠んだ古い時代を想う。
コメント、ありがとうございます。額田王の歌ですね。大海人皇子の「紫草のにほえる妹を難くあらば人妻故に我れ恋ひめやも」という歌とセットです。拙著『「びわ湖検定」でよみがえる』の218頁に書いたとおり、滋賀県の歴史に詳しい先生は「本気と思わせるくらいに情感がこもっている」と言っておられました。私もこの相聞歌が好きです。
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