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| 『不実な美女か貞淑な醜女か』 |
米原万里は「才女」という言葉が相応しい女性だと思う。しかもなかなかの美人である。生前は結構もてたのではないか。
ロシア語の専門家で、サハロフ博士やゴルバチョフなどが来日した時に通訳を務め、その道の達人として知られている。
ウィットに富んだ文章を書くのが上手い。上記の本の帯に「井上ひさし氏絶賛」とあるのもわかるような気がする。
『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、1994年)を古書店で見つけた時、なんてベタなタイトルだろうと思った。
結論は決まっていると思って手に取ったが、女性ではなく通訳の話だった。「いい訳とは何か」について述べている。
訳文が整っている場合は美女、ぎこちない訳文である場合は醜女にたとえて、どんな通訳が望ましいか整理している。
結論は「時と場合によるというの正確な答えだろう」である。図書館への寄贈を考えていたが、再読したくなってきた。

4 件のコメント:
この方の父上は米原昶(いたる)という日本共産党の元衆議院議員でエスペランチストでもあったそうです。また妹の米原ゆりさんが井上ひさしの二番目の奥さんとのこと。
コメント、ありがとうございます。全く知りませんでした。そういうバックグラウンドがあったのですね。
少し前、米原さんがNHKで昔の同級生を訪ねるという番組を再放送形式で放送していた。中学生の頃か?チェコのプラハに世界中の共産主義信奉者の子弟を対象とした学校があり、そこに留学したらしい。欧米ではそういう学校あるようだが、共産圏でもそう言う制度があったことに驚いた。
コメント、ありがとうございます。頭の良い子供だったでしょうね。実は、私の大学での第二外国語はロシア語でした。リンガフォンを買って勉強する気はあったのですが、すぐに挫折して現在は「スパシーバ」しか言えません。
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