当代の日本人女性ボーカリストとして私がまず名前を上げなければいけないと思うのは、山本潤子である。
「赤い鳥」、「ハイファイセット」のボーカルとして知られ、彼女の高音の美しい歌声を信奉する人は少なくない。
オフコースの「歌を捧げて」も、小田和正の伴奏で山本潤子が唄っている映像がインスタにある(貼り付けられないので、下記はバンドの伴奏)。
「歌を捧げて」 youtubeより
荒井由実の名曲「卒業写真」は、1975年2月に発売されたハイ・ファイ・セットのデビューシングルである。
荒井由実のセルフカバー・バージョンもあるが、山本潤子の声には適わない。荒井由実もわかっていたのだろう。
「人ごみに流されて 変わっていく私を あなたはときどき 遠くでしかって」というサビで思い浮かべるのは山本潤子の声だ。
「卒業写真」 youtubeより
大滝詠一、佐野元春とともにナイアガラ・トライアングルのメンバーである杉真理も山本潤子の声のファンである。
アルバム『GOLDEN☆BEST/ハイ・ファイ・セット』の2枚目のCDは杉真理作品集で、その中に「Boy friend」という曲がある。
別れた恋人を歌うバラードの名曲で、「背の高いマンションの」という歌詞から始まる高音は山本潤子でないと唄えないと思う。
「Boy friend」 youtubeより
冒頭の「歌を捧げて」の歌詞には「あなたは少しだけ 疲れただけ」という部分がある。年末年始はゆっくり休むことにしよう。
2 件のコメント:
山本潤子いいですね!ほんとにきれいな声だし、巧いと思います。今年いろいろと名曲紹介していただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
コメント、ありがとうございます。私は歌が好きで、一般にはあまり知られていないけれど、記憶に残っている曲がいくつかあります。時々、そんな曲が頭の中によみがえってくるとブログに書きたくなります。来年もよろしくお願いいたします。児玉拝
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