2025年12月13日土曜日

丸紅ギャラリー

  今日、丸の内オアゾで友人との昼飲みがあったので、その前に竹橋にある丸紅ギャラリーへ行ってみた。
 地下鉄東西線の竹橋駅で降りて3aの出口直通で丸紅本社に入り、エレベーターで3階へ上るとギャラリーがあった。
 「着こなしの変遷」と題した企画展が催されていて、知人からもらったチケットで入場することができた。

以上3点とも丸紅ギャラリーのホームページより

 江戸時代後期から明治時代に至る着物が展示され、上記の写真のとおりいずれも色彩や艶が素晴らしかった。
 このような着物は果たして現在の技術で再現することが可能なのだろうか、と思わせる程見事なものだった。
 こういう品を見ると、世の中は進歩しているのか、進歩は人間の幸福に繋がっているのか疑問さえ感じてしまう。

丸紅ギャラリーの入口の説明

 丸紅ギャラリーの入口には、上記のとおり「丸紅の歴史と美術コレクション」という年表がある。
 「丸紅誕生への道程」に「一人の近江商人の“持ち下り商い”の旅に端を発する丸紅の歴史」と記載されている。
 丸紅と伊藤忠商事は近江商人の伊藤忠兵衛が創業したものであるが、残念ながら受付嬢は知らないようだった。

 歴史学者のE.H.カーは『歴史とは何か』(岩波新書、1962年)で「歴史とは現在と過去との対話である」と述べている。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

歴史とは何か、過去との対話に加え、ある歴史事象について、例えば本ブログの近江商人について、ヨリ深く知る手がかり、と小生は考えております。よく言われるような、歴史から教訓を得る、ということではない。のだ。

大鯰 さんのコメント...

コメント、ありがとうございます。今となっては丸紅がもともと近江商人であることに何の意味もないのかもしれませんが、様々な事柄はその過去を知ることにより一層興味が増すのではないかと思います。