先日、朝の散歩中に大塚博堂の曲を思い出してしまった。1981年5月に37歳という若さで亡くなったシンガーソングライターである。
東洋音楽大学(現:東京音楽大学)声楽科中退という経歴を持ち、情熱的に歌い上げる声に特徴がある。
1978年9月発売の『めぐり逢い紡いで』は、1978年12月に布施明がNHK紅白歌合戦で唄って話題になった。
『めぐり逢い紡いで』
1979年10月に発売された『青春は最後のおとぎ話』は学生時代の恋が終わりを告げることを歌ったものである。
大原麗子が主演した日本テレビのドラマ『聖女房』の主題歌に採用されたとのことであるが、残念ながら見ていない。
サビの「自由という名の魔法が消えたら とたんに大人になるだけ」という歌詞はドラマの内容と合っていたのだろうか。
『青春は最後のおとぎ話』
最後は代表作の『ダスティン・ホフマンになれなかったよ』である。デビューシングルとして1976年6月に発売された。
ダスティン・ホフマンが映画『卒業』のラストシーンで結婚式が行われている教会から花嫁を奪って逃げたことが題材である。
歌の方では、結婚して二人の子供ができた後で再会した恋人に「ダスティン・ホフマンになれなかった」と嘆いている。
『ダスティン・ホフマンになれなかったよ』
結婚して子供が生まれたかつての恋人と会うシーンを唄った曲は結構ある。やはり男性の方が未練がましいのだろうか。
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