2025年11月17日月曜日

家庭ゴミの直接持込

 家事の中で一番大変なのはゴミ捨てではないだろうか。今回、単身帰省してゴミ捨ての大変さがよくわかった。
 住民登録せず町内会にも入らないのでゴミ捨て場が使えず、環境センターへ家庭ゴミを直接持ち込むことになる。
 環境センターは帰省先の家と道路を隔てた丘の上にある。小学校の頃は現在はなくなった煙突が見えたのを思い出した。

帰省先の近くの環境センター

 キャリーカートにゴミ袋を乗せて運んでいると車が追い越して行く。家庭ゴミの直接持込は結構多いがほとんど車である。
 受付で事情を説明し、公共料金の支払がわかる書類と運転免許証を見せると了解してもらえた。違反防止のチェックは厳しい。
 その後は分別済のゴミを引き取ってもらうだけである。順調だったが、伐採した植木が太さ制限に引っかかってしまった。

Amazonで購入したナタ

 観葉植物のユッカを鉢植えのまま屋外に出していたら、鉢を壊して根が伸びて大きくなり過ぎてしまった。
 なんとか引っこ抜いて幹を横切りしたが、太さ制限以上なので引き取れないと言われた。幹より根はもっと太い。
 Amazonでナタを購入し苦労して制限内の太さに割った。本日、植木のゴミを全て環境センターに引き取ってもらった。

 環境センターの皆さん、お世話になりました。




2025年11月16日日曜日

心の友

 『永遠の嘘をついてくれ』を投稿した際、昭和を代表する三人目の女性シンガーソングライターのことに触れた。
 私の頭の中にあるのは五輪真弓である。中学生の時、通学途中に『少女』をジュークボックスで聴いた記憶がある。
 和洋どちらとも言い難いメロディだと思った。ルッキズムの被害にあったが、『恋人よ』以外にもいい曲がたくさんある。

『少女』YouTube より

 東南アジアで流行っている曲として『心の友』の存在を知った。優しい歌詞で穏やかなメロディ
であり、どこでも受けるだろう。
 「愛はいつもララバイ 旅に疲れた時 ただ心の友と 私を呼んで」という歌詞は、傷ついた人の心を癒してくれるに違いない。
 こんなにシンプルでいい曲を作ることができる人は天才である。オリジナリティはもっと評価されてもいいと思う。

『心の友』YouTube より

 『心』が曲名に入ったものとして、五輪真弓ではないが『心のうた』を取り上げたい。アニメの『さすらいの太陽』の挿入歌である。
「歌は私の友達だから 苦しい時も私の味方」という出だしの歌詞に何度か助けられた。現在でも辛い時に口ずさみたくなる。
 私は歌が好きなので、何かの拍子に忘れていた曲がよみがえることがある。そんな時は頭の中でその曲を歌っている。



落陽

 私はいわゆるニューミュージック世代で、井上陽水、吉田拓郎、小椋佳といったシンガーソングライターの曲が好きである。
 なかでも吉田拓郎は同じ広島出身ということもあり、字余りの歌詞をメロディに乗せるのが実に上手いと思う。
 『吉田拓郎 THE BEST PENNY LANE』に収録された曲はどれも好きだが、一曲だけ選ぶとすれば『落陽』になるだろう。

『落陽』YouTube より

 『PENNY LANE』では『落陽』の前の曲が『襟裳岬』である。襟裳岬から苫小牧へ行きフェリーに乗ったのではないか。
 この曲は森進一が歌って有名になったが、拓郎バージョンを聴くと本来の感じがわかる。やはり作った人にはかなわない。
 歌詞の中に「身構えながら話すなんて ああ 臆病なんだよね」という部分があり、全くその通りだと思う。

『襟裳岬』YouTube より

 『落陽』の後の曲は『唇をかみしめて』である。ドラマの主題歌に採用され、広島弁で歌われている。
 二巡目の「理屈で愛など手にできるもんならば この身をかけても すべてを捨てても 幸福になってやる」という歌詞がせつない。
 ただ、広島弁の歌ならば、フジカラーのCMの「色っぽいということはええことなんよ〜」の方が個人的には好きである。

『唇をかみしめて』YouTube より

2025年11月14日金曜日

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ

 先日、広島へ帰省する途中で近江八幡のホテルに一泊した翌日、早朝に日牟禮八幡宮へお参りに出かけた。
 普段の朝の散歩と同じように5時頃にホテルを出て八幡山へ向かって歩く。日の出は6時20分頃なので、通りはまだ暗い。
 40分くらいかかって何とか鳥居に辿り着いた。拝殿の入り口まで行ったが、怖くて境内には入れなかった。

一柳(ひとつやなぎ)記念館
かつてのヴォーリズ夫妻宅

アンドリュース記念館
ヴォーリズ設計第一号

旧八幡郵便局

 参拝は諦めてヴォーリズ関連の建物を見て回ることにした。市内にはヴォーリズが設計した建物が点在している。
 ウィリアム・メレル・ヴォーリズは宣教師として来日し、近江八幡にあった滋賀県立商業高校の英語教師となった。
 メンソレタームで有名な近江兄弟社(同社はメンタームで販売)を創業、ヴォーリズ学園を設立し、子爵令嬢と結婚して日本国籍を取得した。

日牟禮八幡宮の鳥居

鳥居のそばの八幡堀

近江兄弟社のメンターム

 暗い街を道に迷いながら歩き回っているうちに夜が明けてきた。気を取り直して鳥居へもう一度行き、参拝を済ませた。
 ホテルへ帰る途中で近江兄弟社の本社前を通り過ぎる時、ヴォーリズの近江八幡への情熱はどこから来たのだろうと思った。
 結局、2時間近い朝の散歩になってしまった。朝風呂に入りバイキング形式の朝食でほぼ全品を食べて、やっと一息ついた。

2025年11月13日木曜日

Disgusting

 日本語で言うと「鼻持ちならない」と言う感じだろうか。私がこの言葉を耳にしたのは35年前のニューヨークだった。同じ職場にいた佐藤さんの口癖だった。
 翻訳の専門家として勤務していたのが佐藤紘彰氏だった。佐藤さんは英語俳句でも有名で、猪瀬直樹氏の『ペルソナ 三島由紀夫伝』を元に独自に書き加えた作品など、多くの著作がある。
 さすがに英語の達人で、私の英語など佐藤さんから見ると幼児に等しい。もっとも外国人の幼児の英語ですら私には十分に理解できているとは言い難いが。

『マンハッタンかるちゃあスクール』より
(佐藤紘彰、フリープレスサービス、1990年)

 普段の佐藤さんは酒好きの人の好いおじさんである。ニューヨークでは、佐藤さんがウォッカのスミノフ、私がバーボンのジャック・ダニエルのロックをいつも飲んでいた。
 職場の女性を誘って近くのバーで飲む時、佐藤さんからSpeak up(はっきり言って)と言われたが、早口でまくしたてる美人を前にしどろもどろだった。
 不思議な縁で現在もメールのやり取りがあり、拙著『やっぱり滋賀が好き』(31頁)に登場していただいた。その影響は甚大で、嫌なことがあるとこの言葉を口にしてしまう。

 Disgusting!

2025年11月11日火曜日

Just the Way You Are

 言わずと知れたBilly Joelの名曲で、1977年のリリースだが今でも時々耳にする。私がこの曲を初めて聴いたのは高校生の時だったと思う。
 同級生の家へ行った時、アルバム『ザ・ストレインジャー』のレコードをかけてくれた。三番目の曲が "Just the Way You Are"だった。
 一度聴いただけでいい曲だとわかった。あれからBilly Joelの曲をいろいろ聴いたが、やっぱりこの曲が一番いいと思う。


“Just the Way You Are” YouTube より

 メロディもいいが、歌詞が素晴らしい。わかり易い単語で素直な気持ちが伝わってくる。
 サビの部分で“l don’t want clever conversation. l never want to work that hard.”と歌った後に、次の歌詞が続く。
 “l just want someone that l can talk to. I want you just the way you are.” 全くその通りである。
 
 

2025年11月9日日曜日

八幡まつり

 日牟禮八幡宮の火祭りとして有名であるが、やはり大津にいた時には知らなかった。
 本殿の右手の説明の看板には、應神天皇近江行幸に由来すると書いてある。
 千数百年前に遡ることが出来、松明や太鼓も登場する大がかりなお祭りらしい。

本殿の右手の説明の看板

 應神天皇の近江行幸を伝えているというのは本当のように思える。
 そうでなければ、こんな風習がお祭りとして残ることはないだろう。
 八幡宮の総本宮がある宇佐から、やって来たのではないだろうか。





2025年11月7日金曜日

左義長(さぎちょう)祭

 日牟禮八幡宮の奇祭として知られているが、私が大津に以前住んでいた時は知らなかった。
 今回、近江八幡で一泊することになり、日牟禮八幡宮のことを調べていて、その存在を知った。
 全国各地にある旧正月を祝うお祭りの一つと考えられているらしい。

本殿の右手の説明の看板

 日牟禮八幡宮にお参りして、拝殿の左から本殿に向かうと、本殿の右手に説明の看板があった。
 そこには書いてないが、私が気になっているのは、左義長(「さぎちょう」)という祭の名前である。
 長い間忘れていたが、子供の頃は左利きを「ぎっちょ」呼んでいた。何か関係がある気がしてならない。