2025年11月30日日曜日

晩夏

  久しぶりに書籍の紹介を投稿したい。シュティフターの『晩夏』である。プロフィールの「お気に入りの本」の一番目に書いている。
 この本のことを知ったのは、私が好きな辻邦生のエッセイか何かで、影響を受けた作品の一つとして書かれていたのを読んだ時だった。
 アマゾンで調べてみると文庫本に破格の値段が付いていた。上巻を本屋で購入し、下巻もかなり経ってから偶然見つけて定価で購入することができた。 

『晩夏』(集英社版・世界文学全集31)

 文庫本は友人に貸し出したので、現在持っているのは集英社版・世界文学全集31の単行本である。1979年10月の発行となっている。
 巻末の解説で訳者の藤村宏氏は次のとおり書いている。

 『晩夏』という小説は、読まれることがすくないのに、かなり有名な作品である。
 その理由は、この小説の評価がほとんど極端と言っていいほど、プロとコントラ(賛否)
 に分かれているからである。

 続いて解説では、「ニーチェは、繰返して読むに値する僅かな作品の一つとして、『ドイツ文学の宝』と推賞した」と書かれているが、皆さんはどうだろうか。

2025年11月28日金曜日

冬が来る前に

  暦の上ではもう冬になったが、今は秋から冬に向かっている感じだろう。朝晩冷えるようになったものの、寒さの本番はこれからである。
 そんな季節には「紙ふうせん」の『冬が来る前に』を思い出す。解散したフォークグループ「赤い鳥」のメンバー2名による夫婦デュオである。
 1977年のリリースというから50年近く前になるが、ボーカル担当の女性の「冬が来る前に もう一度あの人と めぐり逢いたい」という声が耳に残っている。

『冬が来る前に』 youtubeより

 秋から冬に移るのを歌ったものとして『秋冬』という曲がある。マイナーな曲だから知らない人も多いだろう。
 数名の歌手が歌っているが、私は三ツ木清隆バージョンで聴いた。1983年12月にシングルが発売されている。
 サビの部分の「季節の変わりめを あなたの心で 知るなんて」という歌詞が寒い季節に心に沁みる。 

『秋冬』 youtubeより

 最後に、冬になった後の曲として、北海道出身のフォークデュオ「ふきのとう」の『白い冬』を取り上げる。
 「あなたに逢えた秋はもう遠く 迎えつつあるは悲しい白い冬」という歌詞でわかるとおり、失恋の歌である。
 サビの部分は「もう忘れた 全てあなたの事は 秋の枯れ葉の中に捨てた」となるが、冬は別れの季節である。

『白い冬』 youtubeより



2025年11月25日火曜日

茜さす

 「茜さす」は日・紫の枕詞である。『万葉集』でこの枕詞が使われた和歌としては、下記の額田王の歌が大海人皇子(後の天武天皇)が返した歌とともに有名である。

額 田 王:あかねさす 紫野行き 標野(しめの)行き 野守は見ずや 君が袖振る
大海人皇子:紫草(むらさき)の にほへる妹を 憎くあらば 人妻故に 我れ恋ひめやも

 額田王と大海人皇子はかつて夫婦で、別れた後で額田王が天智天皇の後宮に入っていた時に詠まれたことから、俗に「不倫の歌」とも言われる。

叶匠寿庵の「標野」(しめの)

 叶匠寿庵の「標野」という菓子はこの額田王の歌から名付けたものであり、同社の包装紙にも額田王と大海人皇子の歌が印刷されている。「茜さす」の言葉どおり「標野」は茜色したゼリー状のお菓子である。
 このことは二冊目の拙著『やっぱり滋賀が好き』で書いた(138~140頁)。もともと一冊目の拙著『「びわ湖検定」でよみがえる』で触れようとしたが、同書は懸賞でありスポンサーのたねやに配慮して書けなかった。
 叶匠寿庵とたねやは滋賀県を代表する和菓子メーカーで競合関係にある。『「びわ湖検定」でよみがえる』では企業名を出さずに触れる(218頁)のが精一杯だった。

たねやの「ラ コリーナ 近江八幡」マップ

 たねやは洋菓子部門のクラブハリエのバームクーヘンが好調で、業容拡大が続いている。2015年にお菓子のテーマパーク「ラ コリーナ 近江八幡」をオープンさせ、売上は過去最高を更新している。
 2025年3月には大津市に新店舗「LAGO(ラーゴ) 大津」が琵琶湖畔にオープンした。私も先日行ってみたが、とても繁盛していた。
 東京や大阪の有名百貨店では目立つ所でたねやのお菓子が販売されており、同社の好調さを物語っている。

叶匠寿庵の「寿長生(すない)の郷」苑内マップ

 一方の叶匠寿庵は、先代社長の芝田清邦氏が1985年に「寿長生の郷」を開苑し、今年で40周年となった。里山の風景を残した施設で、農業やお菓子作りを体験できる。
 私が芝田清邦氏と面談したのは一度だけだった(『やっぱり滋賀が好き』の139~140頁)。残念なことに2015年に68歳で亡くなられたが、まさに一期一会で今でも時々思い出して話がしたくなってしまう。
 一冊目の懸賞のスポンサーのたねやには申し訳ないが、私は叶匠寿庵の茜色の「標野」をこれからも買い続けるだろう。

2025年11月24日月曜日

Raleigh(ラレー)

  Raleigh(ラレー)はイギリスの老舗自転車メーカーである。同社のホームページによれば1887年にノッティンガム・ラレーストリートで立ち上げられた。
 日本では新家工業が完成自転車の輸入・販売を長年行っていたが、本投稿のため調べていて、2025年12月末を目途に撤退すると先日発表したと知った。
 ホームページに「約130年の歴史、自転車の歴史はラレーの歴史といっても過言ではない」と書かれているが、その名車の販売がなくなるのだろうか。

Raleighのクロスバイク①

 私は5年程前にラレーのクロスバイクを購入した。BD-1を広島へ送った後、クロスバイク風の自転車に乗っていたが、本格的なものが欲しくなった。
 たまたま近所の自転車屋がラレーの取扱販売店で、以前からいい自転車だと思っていた。コロナ禍で市から購入補助があり定価より安く購入できた。
 ラレーの特徴はクロモリフレームである。クロムとモリブデンを含み普通鋼より約3倍の強度を有する合金のクロモリ鋼を素材として使用している。

Raleighのクロスバイク②

 最近はアルミフレームの自転車が多くなったが、高鋼性過ぎるため、クロモリフレームの方が「しなやか」といわれる(ラレー社のホームページを参照)。
 実際に乗ってみると長時間の走行でも疲れ難い。軽いので坂道も楽だし、必死で漕がなくてもそれなりのスピードが出ている。
 スタートダッシュではアシスト付きのママチャリに負けるが、しばらくすると追い付く。ポタリングにはぴったりの自転車だと思う。



  冬になって風を感じるようになった。風を題材にした歌はたくさんある。はしだのりひことシューベルツの1969年のヒット曲『風』もその一つである。
 「人は誰もただ一人旅に出て 人は誰もふるさとを振りかえる」で始まる歌詞は「ちょっぴりさみしくて振りかえっても そこにはただ風が吹いているだけ」と続く。
 はしだのりひこは、シューベルツ『風』の他に、クライマックスで1971年に『花嫁』、エンドレスで1973年に『嫁ぐ日』とそれぞれヒット曲を出している。

『風』 youtubeより

 風というグループもあった。かぐや姫が解散した後、伊勢正三(正やん)が大久保一久と1975年に結成したフォークデュオである。
 正やんは私が最も好きなシンガーソングライターの一人で、優れた曲がたくさんあるが、1976年の『3号線を左に折れ』を取り上げる。
 「3号線を左に折れ 海へと向う道に吹く風 今はもう冷たく右腕をなでる」という歌詞の国道3号線は福岡から熊本を経て鹿児島へ至る国道である。

『3号線を左に折れ』 youtubeより

 最後は、ユーミンこと松任谷由美の名曲『埠頭を渡る風』である。出だしのメロディから埠頭を渡って風が吹いている。
 サビの部分で「もうそれ以上 もうそれ以上 優しくしなくていいのよ」という歌詞には何度聴いても涙が出そうになる。
 どうして風が吹くのか、その構造を理解していないが、風は街や道や埠頭だけでなく人の心の中にも吹くものらしい。
 
『埠頭を渡る風』 youtubeより
 




2025年11月23日日曜日

タイガーマスク

  『心の友』を投稿した時に、アニメ『さすらいの太陽』の挿入歌である『心のうた』に触れたが、アニメソングとして忘れられない曲がもう一つある。
 それは『タイガーマスク』のエンディングテーマである。題名がわからなかったのでネットで調べたところ『みなしごのバラード』だった。
 アニメの放送は1969年10月~1971年9月だったから50年以上前のことになるが、哀しい歌詞が現在でも記憶に残っている。

『みなしごのバラード』 youtubeより

 「あたたかい人のなさけも 胸をうつあつい涙も 知らないでそだったぼくは みなしごさ」で始まる歌詞が子供向け番組に不似合いだと感じた。
 アニメ自体が、悪役レスラー養成機関の「虎の穴」を卒業したタイガーマスクが裏切り者として「虎の穴」からの刺客と戦うという複雑なものだった。
 もうすぐクリスマスで毎年のようにタイガーマスクと称した人物からのプレゼントが話題になるが、この歌のことが忘れられない。
 
 

2025年11月21日金曜日

西教寺

 大津市坂本にある西教寺は元三大師が建てた草庵に始まると言われ、明智光秀一族の墓が立っていて、私が好きな寺の一つである。

 今回で西教寺へ行ったのは3回目になる。1回目は、2009年12月に元三大師の1025回忌で特別公開された角大師像を見に行った(『「びわ湖検定」でよみがえる』の226頁を参照)。
 2回目は2018年1月に初詣に出かけてそのまま日吉大社にもお参りし、さらに新羅善神堂と新羅三郎義光の墓へ行った(6月6日付け投稿の『アーネスト・F・フェノロサ①』を参照)。
 今回は2025年11月であり、計算している訳ではないが、ほぼ8年ごとに訪問していることになる。なお、2回目と今回はおごと温泉から歩いている。

西教寺の総門

 おごと温泉から距離にして3キロ、徒歩で45分以上かかる。その上、比叡山の麓に向かっていくので、長い坂を上っていくことになる。
 2回目の時は道に迷って余計に時間がかかったが、今回は道を間違えなかったもののかなり距離があり、やっとのことで総門に辿り着いた。
 しかし、今回は2,3年前から拝観料が必要となっており、拝観時間の9時前なので境内の中には入れず、おごと温泉にそのまま引き返した。

 8年も経つといろいろなことが変わってくる。総門の近くで話をしたお寺の人は「お守りをするのも大変」と話しておられた。

2025年11月19日水曜日

In My Life

 たくさんあるビートルズの曲の中では地味な曲だが、私は“In My Life”が好きである。淡々と過去を振り返って、思い出の場所や人を懐かしむ感じで曲は始まる。しかし、今の君と比べられるものはないというラブソングになるのは流石である。

“In My Life”   Youtubeより

 ビリー・ジョエルにも“My Life”という曲があるが、内容はかなり異なる。ウェストコーストへ行って成功した友人がいろいろと心配してくる。しかし、最後は友人に“Leave me alone”(ほっといてくれ)と言い放つ。

“My Life ”  YouTube より

 まだ経験したことがないが、美女に囲まれて言ってみたい、“Leave me alone”

2025年11月17日月曜日

BD-1

 BD-1とはドイツのr&m社の折りたたみ自転車のことである。2015年からBirdy へ名称変更されている。
 私は雑誌で紹介されていたのを見て気に入り、2000年に購入した。近所の自転車屋にはなかったので新宿まで出かけた。
 最大の特徴は前後輪にサスペンションがついていることである。折りたたみ自転車では他にないのでないだろうか。

BD-1の2000年モデル

 東京で乗っていたが、毎回折りたたむのが面倒で広島へ送った。帰省時に乗っていたが、調子はイマイチだった。
 もうダメかと思っていたが、自転車屋で大丈夫と言われた。それ以来空気を入れて乗っているが実に乗り心地がいい。
 ネットで調べると初代モデルらしい。帰省先で折りたたまないで玄関に置いており、モールや駅へ行くのに重宝している。

家庭ゴミの直接持込

 家事の中で一番大変なのはゴミ捨てではないだろうか。今回、単身帰省してゴミ捨ての大変さがよくわかった。
 住民登録せず町内会にも入らないのでゴミ捨て場が使えず、環境センターへ家庭ゴミを直接持ち込むことになる。
 環境センターは帰省先の家と道路を隔てた丘の上にある。小学校の頃は現在はなくなった煙突が見えたのを思い出した。

帰省先の近くの環境センター

 キャリーカートにゴミ袋を乗せて運んでいると車が追い越して行く。家庭ゴミの直接持込は結構多いがほとんど車である。
 受付で事情を説明し、公共料金の支払がわかる書類と運転免許証を見せると了解してもらえた。違反防止のチェックは厳しい。
 その後は分別済のゴミを引き取ってもらうだけである。順調だったが、伐採した植木が太さ制限に引っかかってしまった。

Amazonで購入したナタ

 観葉植物のユッカを鉢植えのまま屋外に出していたら、鉢を壊して根が伸びて大きくなり過ぎてしまった。
 なんとか引っこ抜いて幹を横切りしたが、太さ制限以上なので引き取れないと言われた。幹より根はもっと太い。
 Amazonでナタを購入し苦労して制限内の太さに割った。本日、植木のゴミを全て環境センターに引き取ってもらった。

 環境センターの皆さん、お世話になりました。




2025年11月16日日曜日

心の友

 『永遠の嘘をついてくれ』を投稿した際、昭和を代表する三人目の女性シンガーソングライターのことに触れた。
 私の頭の中にあるのは五輪真弓である。中学生の時、通学途中に『少女』をジュークボックスで聴いた記憶がある。
 和洋どちらとも言い難いメロディだと思った。ルッキズムの被害にあったが、『恋人よ』以外にもいい曲がたくさんある。

『少女』YouTube より

 東南アジアで流行っている曲として『心の友』の存在を知った。優しい歌詞で穏やかなメロディ
であり、どこでも受けるだろう。
 「愛はいつもララバイ 旅に疲れた時 ただ心の友と 私を呼んで」という歌詞は、傷ついた人の心を癒してくれるに違いない。
 こんなにシンプルでいい曲を作ることができる人は天才である。オリジナリティはもっと評価されてもいいと思う。

『心の友』YouTube より

 『心』が曲名に入ったものとして、五輪真弓ではないが『心のうた』を取り上げたい。アニメの『さすらいの太陽』の挿入歌である。
「歌は私の友達だから 苦しい時も私の味方」という出だしの歌詞に何度か助けられた。現在でも辛い時に口ずさみたくなる。
 私は歌が好きなので、何かの拍子に忘れていた曲がよみがえることがある。そんな時は頭の中でその曲を歌っている。



落陽

 私はいわゆるニューミュージック世代で、井上陽水、吉田拓郎、小椋佳といったシンガーソングライターの曲が好きである。
 なかでも吉田拓郎は同じ広島出身ということもあり、字余りの歌詞をメロディに乗せるのが実に上手いと思う。
 『吉田拓郎 THE BEST PENNY LANE』に収録された曲はどれも好きだが、一曲だけ選ぶとすれば『落陽』になるだろう。

『落陽』YouTube より

 『PENNY LANE』では『落陽』の前の曲が『襟裳岬』である。襟裳岬から苫小牧へ行きフェリーに乗ったのではないか。
 この曲は森進一が歌って有名になったが、拓郎バージョンを聴くと本来の感じがわかる。やはり作った人にはかなわない。
 歌詞の中に「身構えながら話すなんて ああ 臆病なんだよね」という部分があり、全くその通りだと思う。

『襟裳岬』YouTube より

 『落陽』の後の曲は『唇をかみしめて』である。ドラマの主題歌に採用され、広島弁で歌われている。
 二巡目の「理屈で愛など手にできるもんならば この身をかけても すべてを捨てても 幸福になってやる」という歌詞がせつない。
 ただ、広島弁の歌ならば、フジカラーのCMの「色っぽいということはええことなんよ〜」の方が個人的には好きである。

『唇をかみしめて』YouTube より

2025年11月14日金曜日

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ

 先日、広島へ帰省する途中で近江八幡のホテルに一泊した翌日、早朝に日牟禮八幡宮へお参りに出かけた。
 普段の朝の散歩と同じように5時頃にホテルを出て八幡山へ向かって歩く。日の出は6時20分頃なので、通りはまだ暗い。
 40分くらいかかって何とか鳥居に辿り着いた。拝殿の入り口まで行ったが、怖くて境内には入れなかった。

一柳(ひとつやなぎ)記念館
かつてのヴォーリズ夫妻宅

アンドリュース記念館
ヴォーリズ設計第一号

旧八幡郵便局

 参拝は諦めてヴォーリズ関連の建物を見て回ることにした。市内にはヴォーリズが設計した建物が点在している。
 ウィリアム・メレル・ヴォーリズは宣教師として来日し、近江八幡にあった滋賀県立商業高校の英語教師となった。
 メンソレタームで有名な近江兄弟社(同社はメンタームで販売)を創業、ヴォーリズ学園を設立し、子爵令嬢と結婚して日本国籍を取得した。

日牟禮八幡宮の鳥居

鳥居のそばの八幡堀

近江兄弟社のメンターム

 暗い街を道に迷いながら歩き回っているうちに夜が明けてきた。気を取り直して鳥居へもう一度行き、参拝を済ませた。
 ホテルへ帰る途中で近江兄弟社の本社前を通り過ぎる時、ヴォーリズの近江八幡への情熱はどこから来たのだろうと思った。
 結局、2時間近い朝の散歩になってしまった。朝風呂に入りバイキング形式の朝食でほぼ全品を食べて、やっと一息ついた。

2025年11月13日木曜日

Disgusting

 日本語で言うと「鼻持ちならない」と言う感じだろうか。私がこの言葉を耳にしたのは35年前のニューヨークだった。同じ職場にいた佐藤さんの口癖だった。
 翻訳の専門家として勤務していたのが佐藤紘彰氏だった。佐藤さんは英語俳句でも有名で、猪瀬直樹氏の『ペルソナ 三島由紀夫伝』を元に独自に書き加えた作品など、多くの著作がある。
 さすがに英語の達人で、私の英語など佐藤さんから見ると幼児に等しい。もっとも外国人の幼児の英語ですら私には十分に理解できているとは言い難いが。

『マンハッタンかるちゃあスクール』より
(佐藤紘彰、フリープレスサービス、1990年)

 普段の佐藤さんは酒好きの人の好いおじさんである。ニューヨークでは、佐藤さんがウォッカのスミノフ、私がバーボンのジャック・ダニエルのロックをいつも飲んでいた。
 職場の女性を誘って近くのバーで飲む時、佐藤さんからSpeak up(はっきり言って)と言われたが、早口でまくしたてる美人を前にしどろもどろだった。
 不思議な縁で現在もメールのやり取りがあり、拙著『やっぱり滋賀が好き』(31頁)に登場していただいた。その影響は甚大で、嫌なことがあるとこの言葉を口にしてしまう。

 Disgusting!

2025年11月11日火曜日

Just the Way You Are

 言わずと知れたBilly Joelの名曲で、1977年のリリースだが今でも時々耳にする。私がこの曲を初めて聴いたのは高校生の時だったと思う。
 同級生の家へ行った時、アルバム『ザ・ストレインジャー』のレコードをかけてくれた。三番目の曲が "Just the Way You Are"だった。
 一度聴いただけでいい曲だとわかった。あれからBilly Joelの曲をいろいろ聴いたが、やっぱりこの曲が一番いいと思う。


“Just the Way You Are” YouTube より

 メロディもいいが、歌詞が素晴らしい。わかり易い単語で素直な気持ちが伝わってくる。
 サビの部分で“l don’t want clever conversation. l never want to work that hard.”と歌った後に、次の歌詞が続く。
 “l just want someone that l can talk to. I want you just the way you are.” 全くその通りである。
 
 

2025年11月9日日曜日

八幡まつり

 日牟禮八幡宮の火祭りとして有名であるが、やはり大津にいた時には知らなかった。
 本殿の右手の説明の看板には、應神天皇近江行幸に由来すると書いてある。
 千数百年前に遡ることが出来、松明や太鼓も登場する大がかりなお祭りらしい。

本殿の右手の説明の看板

 應神天皇の近江行幸を伝えているというのは本当のように思える。
 そうでなければ、こんな風習がお祭りとして残ることはないだろう。
 八幡宮の総本宮がある宇佐から、やって来たのではないだろうか。





2025年11月7日金曜日

左義長(さぎちょう)祭

 日牟禮八幡宮の奇祭として知られているが、私が大津に以前住んでいた時は知らなかった。
 今回、近江八幡で一泊することになり、日牟禮八幡宮のことを調べていて、その存在を知った。
 全国各地にある旧正月を祝うお祭りの一つと考えられているらしい。

本殿の右手の説明の看板

 日牟禮八幡宮にお参りして、拝殿の左から本殿に向かうと、本殿の右手に説明の看板があった。
 そこには書いてないが、私が気になっているのは、左義長(「さぎちょう」)という祭の名前である。
 長い間忘れていたが、子供の頃は左利きを「ぎっちょ」呼んでいた。何か関係がある気がしてならない。