"Out of the Blue"youtubeより
私は、デンマーク出身のロックバンド、Michael Learns to Rockの曲で"out of the blue"という言葉を知った。
仕事でフィリピンのマニラにいた時、Michael Learns to Rockの曲が流行っていて巷によく流れていた。
因みに、乃木坂46にも"Out of the blue"という曲があるらしいので、若い人はよく知っている言葉かもしれない。
私は、アルバム"Played on Pepper"(1995年)の中の"That's Why (You Go Away)"が好きだった。
知人のフィリピン人の女学生は、アルバム"Colours"(1993年)の中の"Out of the Blue"の方が好きだと言った。
Michael Learns to Rockは、シンプルなメロディに、英語がネイティブでないためか比較的わかり易い歌詞の曲が多い。
"That's Why (You Go Away)"youtubeより
"out of the blue"は「思いがけないところから、出しぬけに」という意味のイディオムで、英英辞典では"unexpectedly"とある。
故事成語の「青天の霹靂(へきれき)」は晴れた日に突然鳴り渡るかみなりのことであり、思いがけない事変や打撃の意にも用いられる。
"out of the blue"というイディオムができたのは19世紀末らしいから「青天の霹靂」が関係しているかもしれない。
そのフィリピン人の女学生は裕福な家庭の子ではなく、日本への国費留学生になることを希望していた。
しかし、日本への留学は難しいと思っていて、誰か助けてくれる人が現れて欲しかったのかもしれない。
"Out of the Blue"のサビは"You took me right out of the blue"という歌詞であり、突然に待ち人が現れる。
"25 Minutes"youtubeより
アルバム"Colours"には、"25 Minutes"という曲も収録されている。私は帰国してからその存在を知った。
"Boy, I missed your kisses all the time but this is twenty five minutes too late"という歌詞のとおり、25分遅れで別れてしまう。
フィリピン人の女学生は仕事上の知り合いだった。今頃、昔のことを思い出している私は周回遅れもいいところだろう。
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