先日、子供の公民の勉強が縁で故家永三郎氏の「太平洋戦争」を読んだ。
同氏は「厳密には『十五年戦争』と呼ぶべきものである」としている。1931年9月の「満州事変」から「支那事変」を経て1945年8月の敗戦まで15年間にわたり日本は戦争をした。本書には出典を示す多くの注が付されており、家永氏がいかに実証的に議論を進めようとしたかがわかる。同氏は、別の著作である「戦争責任」で「戦争を知らない世代」にも責任はあるとしている。
今から78年前の1937年7月7日、「支那事変」の発端となる盧溝橋事件は起きた。
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