2015年7月19日日曜日

伊夜日子神社

出張で泊まった札幌パークホテルに隣接する中島公園に神社があった。
新潟県出身の開拓者有志が、明治45年に越後の一之宮「弥彦神社」の
御分霊を祀ったことが端緒となったようで、昭和45年には大宰府天満宮
から御分霊を受け、菅原道真公を増祀したと由緒書に書かれている。
祭神の天之香久山命は越後国開拓の詔により長岡市に上陸したとされて
いるが、尾張国造家の祖神でもあるため、祭神については諸説あるらしい。

2015年7月14日火曜日

長岡大花火


長岡まつりの大花火大会が8月2日、3日と行われる。
毎年100万人近い人出があるようだが、あまのじゃくの僕は行ったことがない。
長岡戦災資料館のパンフレットによれば、長岡に空襲があった1945年(昭和20年)8月1日という日を忘れず、戦争で亡くなられた人たちの霊を慰め長岡市がまた発展することを願って、翌年の8月1日に「長岡市戦災復興祭」が行われ、昭和22年から戦争のため中止になっていた長岡名物の大花火大会も復活したとある。
4、5年前に同資料館に立ち寄った際、案内してくれたボランティアと思しき年配の男性に「空襲で燃えた日に花火というのもスゴイですね」と話しかけたところ、「過去に長岡は2回燃えたが、2回とも復興した」という答えが返ってきた。
2回目は上記の長岡空襲であり、1回目は戊辰北越戦争の際、河井継之助が一度落城した長岡城を奪回した後、再落城の前に火薬庫に火をかけたためである。

2015年7月7日火曜日

十五年戦争


先日、子供の公民の勉強が縁で故家永三郎氏の「太平洋戦争」を読んだ。
同氏は「厳密には『十五年戦争』と呼ぶべきものである」としている。1931年9月の「満州事変」から「支那事変」を経て1945年8月の敗戦まで15年間にわたり日本は戦争をした。本書には出典を示す多くの注が付されており、家永氏がいかに実証的に議論を進めようとしたかがわかる。同氏は、別の著作である「戦争責任」で「戦争を知らない世代」にも責任はあるとしている。
今から78年前の1937年7月7日、「支那事変」の発端となる盧溝橋事件は起きた。